展示会でのノベルティの配布は、来場者の関心を引くだけでなく、企業の認知度を高める絶好の機会です。このため、来場者がうれしいと思うノベルティ制作の工夫が欠かせません。
本記事では、展示会におけるノベルティのうれしい効果や配布のポイント、人気アイテムをご紹介します。また、よくある質問も解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。
ノベルティとは?
ノベルティとは、企業や商品、サービスの認知度向上を目的に顧客に無料で配布されるグッズです。これは主に展示会やイベントで配られるケースが多く、また購入特典として提供される場合もあります。
配布されるアイテムは、ポケットティッシュやボールペン、クリアファイルなど、多岐にわたります。最近では、エコバッグやタンブラー、モバイルバッテリーなどが人気です。
「ノベルティ」という言葉の起源は英語の「Novelty」からきており、もともと「珍しさ」や「新奇」という意味があります。このようなグッズは、企業が顧客に対して身近に感じてもらうための重要なツールとなっており、品質や種類も年々進化しています。
展示会におけるノベルティのうれしい効果は5つ
次は、展示会におけるノベルティのうれしい効果について解説します。
- ブランドの認知度を拡大できる
- 長期的な宣伝効果が期待できる
- 来場者とコミュニケーションが取りやすくなる
- 競合他社との差別化が図れる
- 名刺の獲得につながる
それぞれの詳しい内容についてみていきましょう。
1.ブランドの認知度を拡大できる
展示会やイベントでは、多くの企業や製品が競い合うため、できるだけ来場者の記憶に残らなければなりません。このため、実用的なノベルティを配布すれば、顧客に親しみを感じてもらえるため、ブランドイメージの強化が可能になります。
また、実用的で高品質なノベルティは、日常生活で使用される機会も多くなるため、自然と認知度向上につながります。
2.長期的な宣伝効果が期待できる
ノベルティが日常生活で頻繁に使用されれば、企業のロゴやメッセージに繰り返し触れる機会が増え、ブランドの認知度と親しみやすさを高めます。たとえば、日常的に使われるUSBメモリやモバイルバッテリーなどの実用的なグッズは、会社やブランドを自然に思い出させるのに効果的です。
また、高品質なノベルティを提供すると、ブランドの理解を促進でき、結果的にロイヤルユーザーの増加につながります。
3.来場者とコミュニケーションが取りやすくなる
展示会でのノベルティの配布は、来場者とのコミュニケーションを取りやすくする効果があります。具体的な商品やサービスに関連したアイテムを手渡せば、自然な会話のきっかけが生まれ、企業と来場者との距離を縮められます。
また、ノベルティを通じて企業の特長やメッセージを伝えられれば、印象に残るコミュニケーションの展開が可能です。これにより、来場者は企業に対してポジティブな感情を持ちやすくなり、関係構築の第一歩としての効果が期待できます。
4.競合他社との差別化が図れる
展示会において自社ブースに多くの来場者を引き寄せるためには、独自のアプローチが求められます。来場者にとって魅力的なノベルティは、ほかの出展企業と差別化を図るための手段の1つです。
来場者のなかには、展示会でのノベルティを期待している人も多く、そのような人をターゲットにすれば、自社ブースへの訪問を促進できます。また、既存顧客へも特別なアイテムを提供できれば、顧客のロイヤルティを高められます。
5.名刺の獲得につながる
展示会で多くの名刺を獲得するのは、簡単ではありません。しかし、魅力的なノベルティを提供できれば、自社ブースに訪れる人々の関心を引きやすくなります。これにより、スムーズな名刺交換の実現が可能です。
ノベルティを渡す際に、「こちらを受け取っていただけますか?」と話しかければ、自然な流れで名刺交換に進めます。
展示会でノベルティを配布する際のポイントは3つ
次は、展示会でノベルティを配布する際のポイントについて解説します。
- サイズ
- 実用性
- 関連性
それぞれの詳しい内容についてみていきましょう。
1.サイズ
来場者は多くのブースを巡り、さまざまな資料やノベルティを手にするため、コンパクトで軽量なアイテムが喜ばれます。来場者が手軽に持ち歩けるノベルティは、その場での利便性を提供するだけでなく、展示会後も長く使用される可能性が高まります。
さらに、コンパクトなノベルティはブースの魅力を引き立て、来場者の記憶に残りやすいです。たとえば、デザイン性に優れたキーホルダーやポケットサイズのノートなど、実用性とインパクトを兼ね備えたアイテムは高い宣伝効果を発揮します。
2.実用性
マグカップやエコバッグ、ボールペンなど、日常的に目にする機会が多いアイテムは、受け取ってもらいやすく、使用されるたびに社名や商品名の認知度が高まります。また、ターゲット層の生活スタイルに合わせたアイテムを選べば、より効果的なプロモーションが可能です。
しかし、ノベルティに自社ロゴや商品名を印刷する際には、サイズや配置に注意が必要です。過度に大きなロゴは、外出時に使用しづらくなるため、適度なサイズで、目立ちすぎない場所に印字すると、実用性を損なわずに宣伝効果を維持できます。
3.関連性
ノベルティを選ぶ際には、自社商品やサービスと関連性のあるアイテムを選ぶのが効果的です。たとえば、パソコン販売企業ならパソコン周辺のクリーニンググッズ、化粧品会社なら手鏡やあぶら取り紙などが適しています。
これにより、来場者に商品を深く印象づけられ、ブランディング効果の向上が期待できます。一方、持ち帰る際にかさばるものや使用頻度の低いものは、来場者にとって不便であり、家に持ち帰った後も置き場所に困るため、避けてください。
さらに、ブース内での保管スペースを圧迫するような大きなノベルティは、配布時にも手間がかかるためおすすめできません。
展示会のノベルティで人気のあるアイテム7選
次は、展示会のノベルティで人気のあるアイテムについて紹介します。それぞれの詳しい内容についてみていきましょう。
1.缶バッジ
缶バッジは、サイズがコンパクトで持ち運びが容易です。来場者は多くのブースを巡り、さまざまな資料やグッズを受け取りますが、缶バッジなら邪魔になりません。
また、デザインの自由度が高く、企業ロゴや商品イメージ、キャッチフレーズなどを効果的にアピールできます。缶バッジを身につけると、来場者は企業や商品の存在を忘れずにいられるため、ブランディング効果も期待できます。
さらに、製造コストが低いため、大量に配布する際にも経済的です。
なお、缶バッジの制作でおすすめの会社については、こちらの記事で詳しく解説しています。
関連記事:【2023年最新】缶バッジのオリジナル制作でおすすめの会社10選|よくある質問もご紹介!|グラフィック機材
2.エコバッグ・トートバッグ
展示会では、多くの参加者が配布される資料やノベルティを持ち運ぶためにバッグを使用します。オーガニックコットンや再生ポリエステルで作られたバッグは、環境に優しい選択肢として人気です。
これらのバッグに会社名や商品ロゴを印刷すると、持ち主が使うたびに広告効果を期待できます。展示会の期間中だけでなく、その後も日常的に使用されれば、長期的な宣伝効果が得られる点が魅力です。
3.ボールペン
ボールペンは、多くの人々が日常的に使用するため、実用性が高く、ブランドの認知度向上に役立ちます。展示会やイベントで配布する際には、企業のロゴやメッセージを入れると、さらなる販促効果が期待できます。
また、近年ではデザインや機能性に優れたボールペンが多数登場しており、選択肢も豊富です。消せるボールペンや多機能ボールペンは人気があるため、企業のイメージ向上につながります。
4.マグカップ・タンブラー
マグカップは日常生活で広く使用されており、展示会でも手軽に持ち運びができるため、人気が高いアイテムです。とくに、オフィスや家庭での利用頻度が高く、誰でも手に取りやすいため、プロモーション効果も抜群です。
また、タンブラーも広く使用されるアイテムであり、配布するのに適しています。実用性が高く、頻繁に使用されるため、企業名やロゴを印刷すれば強力な宣伝ツールになります。
5.卓上カレンダー
卓上カレンダーは、オフィスで利用される可能性が高く、コンパクトで人気のノベルティです。B6サイズ程度のものが一般的で、月ごとにページをめくるデザインが多く見られます。
ビジネスシーンでは、シンプルなデザインで予定を書き込めるタイプが好まれています。デスクに置くと、仕事中でもスケジュールを簡単に確認できるため、壁掛けカレンダーよりも使い勝手がよく、実用性に長けたアイテムの1つです。
6.モバイルバッテリー
予算に余裕がある場合は、スマートフォンに関連したアイテムをノベルティとして選ぶのがおすすめです。現代のビジネスパーソンにとってスマートフォンは必需品であるため、ノベルティとして配布すれば高い効果が期待できます。
たとえば、企業名やロゴをプリントしたモバイルバッテリーを配布すれば、特別感を演出できます。また、平らな印刷面を活用してオリジナルデザインを施せば、独自性のアピールも可能です。さらに、モバイルバッテリーは外出先でも利用されるため、企業名の認知度向上にもつながります。
7.お菓子
展示会やイベントの休憩スペースや飲食コーナーが混雑している場面では、ちょっとした空腹を満たすためにお菓子が重宝されます。さらに、お菓子はその場で楽しむだけでなく、家庭へのお土産としても喜ばれ、企業のロゴや名前が印刷されたパッケージは宣伝効果も高いです。
また、パッケージデザインの自由度が増しており、企業のイメージに合わせたデザインが可能です。特定の成分表示などは義務付けられていますが、それ以外のスペースはカスタマイズができるため、オリジナリティのあるプロモーションが実現できます。
お気に入りのお菓子に企業のロゴを加えると、話題性や注目度が向上し、効果的な宣伝手段となります。
展示会ノベルティ うれしいでよくある3つの質問
最後に、展示会ノベルティ うれしいでよくある質問について紹介します。
- 質問1.ノベルティで失敗しないためのポイントは?
- 質問2.ノベルティの制作会社を選ぶポイントは?
- 質問3.小さなアイテムへ名入れするコツは?
それぞれの詳しい内容についてみていきましょう。
質問1.ノベルティで失敗しないためのポイントは?
企業のブランドイメージとターゲットに合ったノベルティの選択が大切です。これにより、来場者の関心を引き、効果的なプロモーションが可能になります。
また、配布のタイミングや方法も慎重に考えなければなりません。たとえば、来場者の流れを見極め、適切なタイミングで配布するとストレスを軽減し、よい印象を与えられます。
さらに、在庫管理と配布後の反応を把握するのも、次回の展示会に向けた改善点を見つけるために欠かせません。
質問2.ノベルティの制作会社を選ぶポイントは?
ノベルティ制作会社を選ぶポイントとしては、以下が挙げられます。
- 制作会社の強みを確認する
過去の経歴や実績、得意なアイテム、口コミなどを調べて、その会社が自社のニーズに合った高品質なノベルティを提供できるか判断する
- 発注に関する情報の確認
対応ロット数やコスト、納期などを事前に把握しておくと、トラブルを避けられる。さらに、万が一のトラブルに備えて、余裕を持った発注を心がける
- 制作したいノベルティのイメージが実現可能か
具体的なデザイン案や候補を複数用意し、それをもとに制作会社に相談すれば、イメージに合ったノベルティが作れるか見極められる
なお、オリジナルのノベルティ制作については、こちらの記事で詳しく解説しています。
関連記事:【2023年最新】オリジナルのノベルティ制作でおすすめの会社10選|選ぶ際のポイントも解説!|グラフィック機材
質問3.小さなアイテムへ名入れするコツは?
ノベルティを制作する際は、小さなアイテムでも企業名を明確に表記することが大切です。デザインやイメージカラーも重要ですが、まずは「どのような企業のノベルティか」が明確でなければ宣伝効果がありません。
たとえば、ボールペンや消しゴムのような小さなアイテムは、印刷範囲が限られているため、情報を詰め込みすぎずにシンプルなデザインを心がけましょう。ロゴがある場合は、イメージカラーや特徴的な形状を活かしてプリントするのがおすすめです。
また、アイテムの色に合わせてロゴの見え方も考慮し、必要に応じて白や黒を使うのが効果的です。名入れ部分がシンプルでも、全体のデザインに工夫を凝らすと、魅力的なノベルティを作成できます。
まとめ
本記事では、展示会におけるノベルティのうれしい効果や配布のポイント、人気アイテムをご紹介しました。
展示会でノベルティを活用すれば、ブランドの認知度が拡大でき、長期的な宣伝効果が期待できます。さらに、来場者とのコミュニケーションが取りやすくなり、名刺の獲得にもつながりやすいです。
また、効果的にノベルティを配布するためのポイントとして、コンパクトで軽量のものや実用性、自社商品との関連性を考慮しましょう。
ノベルティアイテムには、缶バッジやエコバッグ、ボールペン、マグカップ、卓上カレンダー、モバイルバッテリー、お菓子などがあります。それぞれの特性やターゲット、予算などを含めて検討しましょう。
なお、弊社が運営する「缶バッジ研究所」では、サイズや種類のバリエーションを豊富に取り揃えており、完全自社製造で高品質なオリジナル缶バッジをお届けいたします。
缶バッジ制作が初めてという方も安心してご依頼いただけますので、ぜひ一度ご相談ください。⇒缶バッジ研究所のサイトはこちらから