ノベルティ広告は、ノベルティを使った広告手法の1つです。この方法を用いれば、顧客に自然な形で接触できるため、認知度を向上するには欠かせない施策です。
本記事では、ノベルティ広告の概要や目的、選定するポイントについて解説します。また、おすすめグッズについても紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
ノベルティ広告とは?
ノベルティとは、企業が販促や広告目的で無料配布するアイテムです。これらのアイテムには企業名や商品名が印刷されており、顧客に自然な形で接触する手段として活用されています。
ノベルティ広告は、ノベルティを使った広告手法の1つであり、街中や店舗で何気なく受け取る機会も多いです。代表的なノベルティとしては、カレンダーやティッシュペーパー、使い捨てライター、タオルなどが挙げられます。
ノベルティ広告の目的や意味は3つ
次は、ノベルティ広告の目的や意味について解説します。
- 企業のイメージアップ
- 認知度の拡大
- 見込み客の情報収集
それぞれの詳しい内容についてみていきましょう。
1.企業のイメージアップ
ノベルティグッズは、ユーザーにポジティブな印象を与えられます。たとえば、デスク周りでよく使われるステーショナリーや日常的に持ち歩くエコバッグなど、実用的なアイテムを選ぶと好印象です。
これらのアイテムは日常生活で頻繁に使われるため、企業のブランドを自然にアピールできます。また、タイミングを見計らって配布すれば、受け取った人の満足度も高められます。
2.認知度の拡大
新商品の発売やサービスの開始、新たな店舗のオープン、繁忙期の前など、さまざまなタイミングでノベルティが活用されています。これにより、早期の購入や来店、集客の増加が期待されます。
ノベルティは、企業のロゴやブランド名を広く知らせる手段です。ノベルティを受け取った人が職場で使用すれば、そのノベルティを見たほかの人も企業や商品に興味を持つ可能性があり、認知度の向上につながります。
3.見込み客の情報収集
イベントや展示会でノベルティを提供する際に、アンケートの回答や名刺交換などを取り入れれば、顧客から有益なデータが得られます。さらに、「アンケートに答えた方にグッズを差し上げます」といった案内をすれば、見込み客の関心やニーズの把握が可能です。
また、収集した情報は、ターゲット層に合わせたマーケティング戦略に活用すれば、企業はより効果的に顧客と接触し、情報を収集できます。
ノベルティ広告を選定するポイントは3つ
次は、ノベルティ広告を選定するポイントについて解説します。
- ターゲットの好みや興味を把握する
- 自社の商品やサービスとの関連性を重視する
- 実用性のあるものを選択する
それぞれの詳しい内容についてみていきましょう。
1.ターゲットの好みや興味を把握する
ターゲットのニーズに合ったノベルティを提供すれば、使用頻度が高まり、より強い販促効果を生みます。たとえば、学生には文房具、スポーツ愛好者にはスポーツ関連アイテム、ビジネスパーソンにはオフィス用品など、具体的な使用シーンを想定して商品を選ぶ必要があります。
しかし、ターゲットにとって魅力的でないノベルティを配布してしまうと、期待した効果が得られず、ブランドイメージの低下にもつながりかねません。このため、ノベルティの選定には細心の注意を払い、ターゲットの視点から価値のあるアイテムを提供しましょう。
2.自社の商品やサービスとの関連性を重視する
ノベルティを受け取った人が、自然と企業のサービスや商品を思い出せるため、密接に関連するアイテムを選ぶのが効果的です。たとえば、自動車販売会社が車の形をしたキーホルダーを配ると、受け取った人はその会社のサービスを連想しやすくなります。
また、無料だからといって、どのようなノベルティでも歓迎されるわけではありません。消費者は自分にとって不要なアイテムは受け取らないため、自社のテーマと親和性かつ実用性があるものを選ぶようにしてください。
3.実用性のあるものを選択する
無料で配布されるノベルティでも、実用性が悪いものやすぐに廃棄されるものでは、受け取った人によい印象を与えられません。このため、日常生活や仕事で使えるものであれば、企業のイメージを向上させ、受け取った人に長く使用してもらえる可能性が高いです。
たとえば、文房具やマグカップなど、日常的に使用されるアイテムは、企業のメッセージを頻繁に目にする機会となり、認知度を効果的に高める手段となります。
ノベルティ広告のおすすめグッズ7選
次は、ノベルティ広告のおすすめグッズについて紹介します。
- マグネット
- 缶バッジ
- タオル・ハンカチ
- ボールペン
- お菓子
- 付箋(ふせん)
- エコバッグ
それぞれの詳しい内容についてみていきましょう。
1.マグネット
参考:マグネット研究所
マグネットは、冷蔵庫やホワイトボードなど、金属製の表面にピタッとくっつく特性から、プライベートでもオフィスでも活用しやすいアイテムです。日常使いしてもらいやすいため、企業の存在を強く印象付けることができます。
ノベルティ広告としての効果を最大限に引き出すためには、視認性はもちろん、デザインや形状にも工夫を凝らすとよいでしょう。
なお、マグネット広告を活用するメリットや効果的な作成ポイントについては、次のページでも詳しく解説しています。あわせて参考にしてみてください。
関連記事:【プロが教える】マグネット広告を活用するメリットは3つ|効果的な作成ポイントや活用例もご紹介!
2.缶バッジ
参考:缶バッジ研究所
缶バッジは、小さな存在ながらも大きなインパクトを与えるノベルティのひとつです。デザイン次第で、企業のブランドイメージやメッセージを効果的に伝えることができます。
また、缶バッジはコストパフォーマンスにも優れています。一個あたりの製作費用が抑えられるため、大量配布にも適しています。
なお、弊社が運営する「缶バッジ研究所」では、サイズや種類のバリエーションを豊富に取り揃えており、完全自社製造で高品質なオリジナル缶バッジをお届けいたします。⇒缶バッジ研究所のサイトはこちらから
3.タオル・ハンカチ
タオルやハンカチは、実用性が高く、消耗品としての需要も多いため、ノベルティとしておすすめです。サイズや用途に応じて、ハンカチからバスタオルまでさまざまな種類が選べるため、コンセプトに合わせた制作が可能です。
また、タオルは多くの素材があり、コットン製の高級感あるタオルは上品な印象を与えます。さらに、パイル生地のタオルは日常的に使用される万能アイテムとして人気です。
4.ボールペン
ボールペンは多くの人が日常生活において使用する機会の多いアイテムです。名入れすれば、実用的でありながらも企業のブランドを効果的にアピールできます。
また、幅広い年齢層に喜ばれるため、ノベルティとしての利用価値が高いです。 さらに、サイズが小さくて持ち運びやすいため、配布がしやすく、補充の手間も少なくて済むのがメリットです。
5.お菓子
お菓子のノベルティは、手元に残らないため、手軽に受け取れるのが魅力です。また、比較的コンパクトなサイズで提供される場合が多く、手軽に配布が可能です。
さらに、季節を問わずに配布できるため、企業にとっても非常に使いやすいプロモーションアイテムとなっています。企業のブランドイメージ向上にも寄与するお菓子のノベルティは、多くの場面で活躍すること間違いありません。
6.付箋(ふせん)
付箋(ふせん)は、導入コストが低く、かさばらない実用的なノベルティアイテムです。さらに、コンパクトで持ち運びが容易なため、スペースを取らずに配布できます。
とくに、メモとして頻繁に使用する機会が多い、学生やビジネスパーソンなどをターゲットとする場合におすすめのノベルティです。このため、企業のブランドを長く記憶に留めてもらえる可能性が高いです。
7.エコバッグ
エコバッグは、使い捨てプラスチック袋の削減など環境保護の意識を高めるために、多くの人々が愛用しています。エコバッグの利点は、環境への配慮に留まらず、実用性やデザイン性が高い点です。
スタイリッシュなエコバッグは、日常の買い物や外出時にも重宝され、多くのシーンで活躍しています。また、2020年のレジ袋有料化により、エコバッグの需要はさらに高まり、主婦から学生、高齢者まで幅広い層に利用されています。
企業にとっても、エコバッグはSDGsへの取り組みをアピールするための効果的な販促品であるため、持続可能な社会の実現に向けた一助の1つです。
なお、センスのいいノベルティについては、こちらの記事で詳しく解説しています。
関連記事:【プロが教える】センスのいいノベルティグッズとは?男女ともに喜ばれるおすすめアイテムをご紹介! – グラフィック機材株式会社
ノベルティ広告でよくある3つの質問
最後に、ノベルティ広告でよくある質問について紹介します。
- 質問1.ノベルティ広告のメリットとは?
- 質問2.ノベルティ広告のデメリットとは?
- 質問3.ノベルティ広告の制作における注意点とは?
それぞれの詳しい内容についてみていきましょう。
質問1.ノベルティ広告のメリットとは?
ノベルティグッズは、販促キャンペーンにおいて費用対効果が高いアイテムです。低コストで小ロットからの購入が可能であるため、リスクを最小限に抑えて効果を試せます。
また、名入れアイテムは、注文数量が増えるほど単価が下がるため経済的です。さらに、名入れアイテムは広告宣伝効果が高く、繰り返し使用されるため、企業名やブランド名の認知度向上に寄与します。
たとえば、名入れタオルやボールペン、エコバッグなどのアイテムは、日常生活で頻繁に使用されるため、長期間にわたって宣伝効果を発揮します。こうしたノベルティは、効果的なマーケティングツールとして広く利用されやすいです。
質問2.ノベルティ広告のデメリットとは?
ノベルティ広告のデメリットは、以下のとおりです。
- コスト面
低予算で実施できるというメリットがある一方で、実際には制作費用が高くつく場合もある。デザインや製品の質によっては予算を超える可能性があるため、計画段階でしっかりと予算を組む必要がある
- 効果の検証が難しい
ノベルティグッズを配布した後、どれだけの効果があったかを測定するのは容易ではない。最終的な反響が出るまでに時間がかかる場合もあり、直接的な効果を数値化しにくい
- 継続的な実施の必要性
カレンダーのように毎年必要とされるアイテムを途切れなく提供し続ければ、受け手にポジティブな印象を与えられる
質問3.ノベルティ広告の制作における注意点とは?
ノベルティ広告を制作する際の注意点は、以下のとおりです。
- 名入れをする
ノベルティに企業名やロゴ、イベント名を印刷すれば、アイテムを手にした人にブランドを印象づけられる。しかし、来店した顧客限定や集客を目的とする場合は、名入れは必須ではない
- 景品表示法の範囲を理解する
景品表示法は、不当な顧客の誘引を防ぐために設けられており、過大なノベルティの配布を制限している。必ず遵守し、適切な範囲内での配布を遵守する必要がある
なお、ノベルティで注意が必要な景品表示法については、こちらの記事で詳しく解説しています。
関連記事:ノベルティで注意が必要な「景品表示法」とは?上限金額や違反した場合の罰則を徹底解説! – グラフィック機材株式会社
まとめ
本記事では、ノベルティ広告の概要や目的、選定するポイント、おすすめグッズについて紹介しました。
実用的なノベルティ広告を活用すれば、企業のイメージアップや認知度の拡大が期待できます。さらに、ノベルティを提供する際に、アンケートや名刺交換をお願いすると、見込み客の有益なデータが得られます。
なお、ノベルティを選定する際には、ターゲットを明確にして、好みや興味を把握しましょう。さらに、自社の商品やサービスと関連性がある実用的なものを選ぶのが大切です。
なお、弊社が運営する「マグネット研究所」では、完全自社生産でオリジナルマグネットを生産しているため、高品質で低価格の提供を実現しています。
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