ノベルティグッズを制作する意味や効果について、知りたいと考えている方もおられるのではないでしょうか。ノベルティの効果を最大限に引き出すためには、いくつかのコツを理解しておくことが大切です。
本記事では、ノベルティグッズを制作する意味や効果の高いノベルティを制作するコツについて解説します。また、ノベルティにおすすめのアイテムについても紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
ノベルティの由来とは?
ノベルティという言葉は、英語の「novelty」に由来しており、ラテン語の「novus」という言葉が派生したものです。「novus=新しい」という意味から「novelty」という単語が生まれました。「新鮮さ」「斬新さ」といった意味や、「珍しさ」「奇妙さ」を表しています。
なお、英語圏での「novelty」は、企業の広告を施したアイテムに使われるため、日本語でのノベルティの使い方と同じです。また、「おもしろグッズ」や「ユーモアアイテム」といった意味でも使用されています。
ノベルティグッズを製作する意味は3つ
次に、ノベルティグッズを製作する意味について解説します。
- 認知度の向上
- ブランディングの強化
- 集客の拡大
それぞれの詳しい内容についてみていきましょう。
1.認知度の向上
ノベルティの活用は、企業やサービスの知名度を上げる効果があります。日常的に使用されるアイテムを選んだ場合、利用者の日常生活に企業の名前が自然に溶け込むためです。
ロゴが入ったボールペンやエコバッグなどは使用するたびに目に留まるため、ブランドの認識を深めたり、ブランドのイメージを効果的に伝えられたりします。
2.ブランディングの強化
ノベルティは、企業のマーケティング戦略の一環として非常に効果的です。ターゲット層に合わせたアイテムを選定してブランド名やロゴを加えると、企業のメッセージや価値を強く印象づけられます。
若者をターゲットにする場合にはトレンドに敏感なアイテムを選んだり、ファミリー層を対象にする企業であれば、日常的に利用できる実用的なグッズなどを選んだりするのがおすすめです。ノベルティを通じて企業やブランドへの親近感を高める効果があります。
3.集客の拡大
ノベルティは、企業のプロモーション戦略において重要な役割を果たします。展示会やイベントでの使用は新規顧客の獲得に効果的です。
魅力的なノベルティは、関心を引きつけてブースなどに足を運ばせる要因になったり、既存顧客との関係が強化できるため、リピーターの獲得にもつながります。商品やブランドの認知度向上を目指す企業にとってノベルティの活用は欠かせません。
効果の高いノベルティを制作するコツは3つ
次に、効果の高いノベルティを制作するコツについて解説します。
- 目的やターゲットを明確にする
- 実用性やデザイン性を高くする
- 話題性やトレンドを意識する
それぞれの詳しい内容についてみていきましょう。
1.目的やターゲットを明確にする
ノベルティを配布する際には、目的とターゲットを明確にしましょう。イベントの参加者を増やしたいときは、その場でしか手に入らない特別感のあるアイテムが効果的です。
商品の購入を促したいときは、商品と関連性のある実用的なアイテムなど、具体的にターゲット層を設定すれば、デザインや機能において迷わず効果的なノベルティを制作できます。
2.実用性やデザイン性を高くする
ノベルティを選ぶときは、使用者の立場に立って実際に使いたくなるアイテムを選びましょう。日常的に役立つものやデザイン性に優れたアイテムは多くの人に喜ばれます。
また、ターゲットを明確にしてニーズに応じた商品を選ぶことが大切です。近年では簡単にデザインをカスタマイズできるオンラインツールが普及しており、効率的に魅力的なノベルティを作成できます。
3.話題性やトレンドを意識する
ノベルティを制作するときは、現代のトレンドや時代の流れを意識することが重要です。人気のあるアイテムは、ノベルティとしても注目されやすく、多くの人に喜ばれます。
最近では、SDGsに関連した商品が多く選ばれており、リサイクル素材を使用したエコバッグや、環境に配慮したタンブラーなどが人気です。企業の社会貢献活動をアピールする場でも活躍し、話題性のあるノベルティとして注目を集められます。
ノベルティを製作する際に注意すべきポイント
次に、ノベルティを製作する際に注意すべきポイントについて解説します。
- 著作権や商標権
- 景品表示法
それぞれの詳しい内容についてみていきましょう。
1.著作権や商標権
知的財産権の重要性は、企業活動やクリエイティブなプロジェクトにおいて非常に重要であり、ノベルティの制作には、著作権や商標権の侵害を避けるために細心の注意が必要です。
有名なキャラクターやブランドのロゴを無断で使用するのは厳しく禁じられており、他社のデザインと類似していないかも十分に確認しなければなりません。適切な権利を確認し、知的財産権を尊重しましょう。
2.景品表示法
景品表示法は、消費者が誤解を招くような表示や不適切な景品を提供するのを防ぐために制定された法律です。事前に景品の価格が法的に定められた上限を超えていないか確認しましょう。
キャンペーンやイベントの種類に応じて適切な価格設定にし、消費者に対して公平で正確な情報を提供することが大切です。違反があった場合、企業にとって大きなリスクとなる可能性があります。
なお、ノベルティで注意が必要な「景品表示法」については、こちらの記事でも紹介しています。
関連記事:ノベルティで注意が必要な「景品表示法」とは?上限金額や違反した場合の罰則を徹底解説! – グラフィック機材株式会社
ノベルティにおすすめのアイテム5選
次に、ノベルティにおすすめのアイテム5選について解説します。
- 缶バッジ
- 文房具
- エコバッグ
- カレンダー
- タンブラー・ボトル
それぞれの詳しい内容についてみていきましょう。
1.缶バッジ
予算に限りがある場合、缶バッジが非常におすすめです。インターネットでの大量注文であれば、コストの削減にもなり、工夫を凝らしたデザインが受け入れられれば、消費者が鞄や衣類に装着しやすくなります。
ロゴを効果的に配置すれば、ブランドの認知度アップにもつながるため、手軽に作成できる缶バッジは、企業や団体のプロモーション活動に役立つアイテムです。
2.文房具
文房具はノベルティとして多く活用されています。ペンやクリアファイルは日常的に使う機会も多いため、企業やブランドの認知度が上がります。
軽量で持ち運びやすいという特徴があり、さまざまな層にアプローチできる実用的なアイテムです。単なる文房具としてだけでなく、高級感を持たせたり、デザイン性を工夫すればノベルティの価値をさらに高められます。
3.エコバッグ
ノベルティのなかでも、トートバッグは幅広い層から人気があります。広い印刷面が特徴で、ロゴやデザインを目立たせられて種類も豊富です。
企業のプロモーションツールとして効果的なだけでなく、単価も手頃で多くの人に配布しやすいため、販促活動に適しています。レジ袋が有料化されるなかで、エコバッグの需要も増加しているため、普段使いできるデザインがおすすめです。
4.カレンダー
カレンダーは、年間を通してブランドやメッセージを伝えられるため、日々の生活のなかで自然に目に触れる機会が増えて、長期的なプロモーション効果が期待できます。
卓上、壁掛け、日めくりなど、ターゲット層のニーズに応じて適切なタイプを選ぶのが重要です。企業イメージなどがわかりやすいデザインや文字の大きさにも配慮しましょう。
5.タンブラー・ボトル
タンブラーは、実用性とデザイン性で人気のアイテムです。家庭や職場、アウトドアなどさまざまなシチュエーションで活躍し、保温・保冷機能で一年を通じて使えます。
ステンレス製や環境に配慮したバンブーファイバー製など、素材のバリエーションも豊富です。サーモスや象印など、信頼性の高いブランドの商品を選べば、ノベルティとしての高い評価が期待できます。
ノベルティの意味でよくある3つの質問
次に、ノベルティの意味でよくある質問について解説します。
- 販促品とノベルティの違いは?
- ノベルティとプレミアムの違いは?
- ノベルティと記念品の違いは?
それぞれの詳しい内容についてみていきましょう。
質問1.販促品とノベルティの違いは?
企業が顧客に提供する無償のアイテムには販促品が含まれ、製品やサービスの購入を促進する目的で配布されます。
書籍を購入した顧客に特製のブックカバーをプレゼントしたり、シャンプー購入者にコンディショナーの試供品を渡すなどが一般的です。
一方、ノベルティは主にブランド認知を目的としており、一般的にはロゴやURLが入ったアイテムが配られますが、最終的には商品やサービスの購入に結びつける意図があります。
なお、販促品の種類や制作のポイントについては、こちらの記事で詳しく紹介しています。
関連記事:販促品とは?メリット・デメリットや主な種類、制作するポイントまで詳しく解説します! – グラフィック機材株式会社
質問2.ノベルティとプレミアムの違いは?
プレミアムは、商品やサービスの購入者に対して提供される追加の特典を指します。顧客に感謝の気持ちを示してリピート購入を促進するのが目的です。
ノベルティは宣伝やブランディングを目的としており、購入の有無にかかわらず広く配布されます。プレミアムは特定の顧客を対象としたノベルティとは異なり、取引や購入にもとづく付加価値としての役割を果たします。
質問3.ノベルティと記念品の違いは?
記念品は、特別な瞬間や節目に対する感謝や祝福の気持ちを表す贈りものとして大切にされています。入学式や卒業式、企業の周年記念など、人生や組織の重要な時期に贈るのが一般的です。
記念品は、単なるプロモーションアイテムとは異なり、個別の想いが込められており、受け取る人にとって特別な意味を持ちます。フォトフレーム付きの置時計や高品質なタンブラーなど、長く愛用できるアイテムが人気です。
まとめ
本記事では、ノベルティグッズを製作する意味や効果の高いノベルティを制作するコツについて解説しました。
ノベルティは、単に社名入りのグッズを配るだけではなく、企業の認知拡大とイメージアップに貢献できるかが重要です。受け取る相手が好んで使用でき、企業への親しみが増すようなアイテムを選ぶ必要があります。
ノベルティを制作する前には、目的やターゲットを明確にしておきましょう。また、実用性や話題性も押さえて、効果の高いノベルティを制作してみてください。
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