名入れが施されているノベルティは、イベントや周年記念、取引先への贈り物として広く活用されています。これらは、単なる記念品ではなく、企業のブランド力を高めるために欠かせない存在です。
本記事では、企業がノベルティに名入れをする目的や利用シーン、ノベルティを選ぶポイントをご紹介します。また、よくある質問も解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。
企業がノベルティに名入れをする目的とは?
企業が名入れを施したノベルティを活用するのは、宣伝手段として効果的なためです。ノベルティに企業名を入れると、顧客が日常的に企業名を目にする機会が増え、自然とブランドの認知度が向上します。
また、広告費を抑えながら、顧客との接点を作り出す方法としても優れており、多くの企業が販促ツールとして取り入れています。たとえば、カレンダーやタオル、ポケットティッシュといった実用的なアイテムは、長期的に企業の認知を高める効果が高く、人気のノベルティです。
名入れのノベルティの主な利用シーンは7つ
次は、名入れのノベルティの主な利用シーンについて解説します。それぞれの詳しい内容についてみていきましょう。
1.商品やサービスの宣伝
街頭での配布や来店時のプレゼントとして、ポケットティッシュやうちわなど、一度は目にする機会があるアイテムがノベルティとして広く利用されています。これらのアイテムは、日常的に使用する機会が多いため、企業名との接点が増え、自然とブランドの認知度が広がります。
販促活動において、ノベルティは手軽に認知度拡大の効果が期待できる方法の1つです。
2.営業や挨拶回り
営業活動において、名入れを施した販促グッズは効果的なツールとして多くの企業で活用されています。はじめての訪問先に渡す粗品として、ボールペンやメモ帳、付箋などを選ぶ企業が多い傾向です。
また、年末年始の挨拶回りの際には、名入れカレンダーやタオルが定番のアイテムとして人気があり、取引先や顧客にも喜ばれています。これらのアイテムは、実用性が高く、企業のイメージアップにもつながる効果的な方法です。
3.周年・創立記念
企業や学校の記念イベントは、節目を祝うとともに今後の展望を示す重要な機会です。このような場面では、ロゴや創立年を記念に残す名入れグッズがよく活用されています。
社名や校名、ロゴが入ったボールペンやタンブラー、トートバッグなどのアイテムは、参加者や顧客にとって実用性が高く、記念品として喜ばれる場合が多いです。また、組織のカラーを反映させたアイテムを選べば、ブランドイメージの強化にもつながります。
4.展示会での配布
展示会やセミナーで配布される名入れノベルティは、参加者に強い印象を与え、イベント後も企業を思い出すきっかけとなります。パンフレットやカタログと一緒に配布されると、受け取った人があとで資料を見返す際、ノベルティが企業への問い合わせや契約を促す役割を果たします。
また、展示ブースへの集客にも効果的で、大きなトートバッグや季節に応じたうちわやカイロといった実用的なアイテムが来場者に喜ばれやすいです。
5.企業説明会・オープンキャンパス
企業説明会やオープンキャンパスでは、同時期に複数のイベントが重なり、集客が難しくなる場合があります。このため、多くの学生に参加を促すために、名入れノベルティを活用するのは効果的です。
企業ロゴや校章が入った文房具やタンブラーなど、実用的なアイテムは学生に人気があり、イベントの目玉として注目を集めます。これらのノベルティは、参加者が企業や学校を印象深く記憶して、あとから問い合わせや入学・応募を促すツールとしても役立ちます。
6.卒園・卒団記念
幼稚園や保育園の卒園記念品は、子どもたちの特別な思い出を形に残す大切なアイテムです。園児のイラストや写真をプリントしたり、園章や園名を名入れしたりできるアイテムは、子どもたちや保護者に喜ばれやすいです。
また、卒園後も使える実用的なアイテムであれば、日常生活のなかで思い出に触れる機会が増えます。たとえば、名入れマグカップや水筒など、長く愛用できる記念品は思い出をより深く刻む素敵な贈り物です。
なお、もらって嬉しい卒園祝いのプレゼントについては、こちらの記事で詳しく解説しています。
関連記事:【2024年最新版】もらって嬉しい卒園祝いのプレゼント8選|選び方や予算、贈るタイミングもご紹介!
7.オリジナルグッズ作成
名入れグッズは、アーティストのライブツアーや同人イベント、テーマパークなどで人気のオリジナルアイテムとして幅広く利用されています。ステンレスタンブラーやステンレスボトルは、実用性が高く、ファンに喜ばれる定番のアイテムです。
また、プラスチッククリアタンブラーやマスクにキャラクターやロゴをプリントすれば、ファンにとって特別な記念品となります。
名入れをするノベルティを選ぶ際のポイントは3つ
次は、名入れをするノベルティを選ぶ際のポイントについて解説します。
- 実用性を意識する
- ターゲットを決める
- インパクトも考慮する
それぞれの詳しい内容についてみていきましょう。
1.実用性を意識する
ノベルティを選ぶ際に、長期間使用できるアイテムを選ぶと、企業やブランドの認知度向上に大きく寄与します。しかし、実用性を欠いたものは、受け取った側に活用されず、宣伝効果を得られない場合があります。
このため、文房具やキッチン用品、日用品など、日常的に使われるアイテムを選ぶのがポイントです。これらのアイテムは、受け取った人にとっても利便性が高く、長く愛用できるため、企業のメッセージがしっかり伝わります。
2.ターゲットを決める
ノベルティを選ぶ際には、実用性だけでなくターゲット層をしっかり意識することが大切です。たとえば、40~60代をターゲットとしたイベントで、若年層向けのアイテムを配布しても効果が薄れます。
このため、ターゲット層に合った適切なノベルティを提供すれば、企業のイメージ向上につながり、顧客との信頼関係が強化されます。ターゲットに合わないアイテムは、逆に企業の評価を下げる可能性があるため注意が必要です。
3.インパクトも考慮する
実用性よりもそのユニークさやインパクトのあるアイテムは、驚きや新鮮さを提供するため、企業の認知度向上に大きく貢献します。他社と似たようなノベルティばかりでは、差別化が難しく、印象も薄くなりがちです。
このため、意外性のあるノベルティを採用すれば、マンネリ化を防ぎ、強い印象を与えられます。企業の目的に合ったアイテムを選び、どのような影響を与えるかを意識することが大切です。
なお、センスのいいノベルティグッズについては、こちらの記事で詳しく解説しています。
関連記事:【プロが教える】センスのいいノベルティグッズとは?男女ともに喜ばれるおすすめアイテムをご紹介!
ノベルティの名入れでよくある3つの質問
最後に、ノベルティの名入れでよくある質問について紹介します。
- 質問1.名入れのデザインデータを作成する方法は?
- 質問2.名入れする場合の納期は?
- 質問3.ノベルティを作る際の注意点は?
それぞれの詳しい内容についてみていきましょう。
質問1.名入れのデザインデータを作成する方法は?
名入れデザインのデータ作成方法には以下の3つがあります。
- 自社でデータを作成する
ロゴやフォントの配置を考え、無料のデザインデザインソフトでデータを作成する。また、制作会社にデータを渡す形式を確認する
- デザイン会社に依頼する
デザインの専門家に任せると、質の高いデザインの提案をしてもらえる。会社によって、修正回数やサンプル数に制限があるため、確認が必要となる
- ノベルティ制作会社に一括依頼する
デザインから制作まで一貫して依頼できるメーカーが多く、商品の特性に合ったデザインの提案が受けられる。しかし、デザインのクオリティはデザイン会社と比較すると、制限がある場合が多い
質問2.名入れする場合の納期は?
アイテムごとに納期は異なり、通常は注文から手元に届くまでに2~4週間かかるため、早めの発注が求められます。キャンペーンやプレゼント用に使用する場合は、使用予定の1か月前には発注しておくようにしましょう。
また、発注数が多い場合や複数アイテムを選ぶ場合、事前に担当者へ確認し、納品スケジュールをしっかりと把握しておきましょう。
質問3.ノベルティを作る際の注意点は?
ノベルティを作る際の注意点は、以下のとおりです。
- 知的財産権の侵害
既存のキャラクターや有名人の写真、インターネットで見つけたイラストなどを無断で使用すると、著作権や商標権の侵害となる可能性がある。このため、必ず商用利用できるか確認する
- 商標権
商品名やロゴなどを特許庁に出願して登録されて与えられる権利。自社で未登録のものを使用する場合、トラブルを防ぐために他社が登録しているか確認する
- 景品表示法にも
販促目的で根拠のない表現を使用するのも違法となる場合がある。このため、過剰な表現には注意が必要となる
まとめ
本記事では、企業がノベルティに名入れをする目的や利用シーン、ノベルティを選ぶポイントをご紹介しました。
企業がノベルティに名入れをする目的は、ブランドの認知度向上や企業の印象を強化するためです。名入れノベルティの利用シーンは多岐にわたり、商品・サービスの宣伝や営業、挨拶回り、周年記念、展示会での配布、企業説明会などが代表的です。
さらに、卒園・卒団記念やオリジナルグッズ作成にも利用されます。また、ノベルティを選ぶ際には、実用性を意識して、ターゲット層に合ったものを選びましょう。
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