展示会におけるノベルティの費用対効果とは、投資した制作費に対してどれだけの「集客」や「商談」を生み出せたかという指標です。「1個あたりの単価を安くする動き」を重視しがちですが、安易なコストダウンは間違いと言わざるを得ません。
なぜなら、安価でもすぐに捨てられるノベルティは、企業のブランド価値を下げてしまうためです。本当の費用対効果を考えるならば、展示会ノベルティの費用対効果を高めるための「受け取った人の記憶に残り、行動を変えるアイテム」を選ぶ必要があります。
費用対効果が高い展示会ノベルティは、以下があげられます。
- アイテム①デスクに常駐させる「高機能ガジェット」
- アイテム②環境意識をアピールする「サステナブル製品」
- アイテム③足を止めさせるための「体験型消費アイテム」
- アイテム④日常使いで接触頻度を高める「缶バッジ・定番文具」
- アイテム⑤会場ジャックを狙う「特大サイズの不織布バッグ」
- アイテム⑥確実な回答を引き出す「デジタルギフト券」
- アイテム⑦疲れを癒やして好感度を上げる「リラックス・ケア用品」
この記事では、費用対効果が高い展示会のノベルティアイテムや最大化するポイント、正しく測定する指標を解説します。また、よくある質問も紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

費用対効果が高い展示会のノベルティアイテム7選
展示会で高いパフォーマンスを発揮するのは、受け取った来場者が「これは使える」「今すぐ欲しい」と直感的に感じるアイテムです。ここでは、実際に費用対効果が高いと評価されているノベルティの事例を紹介します。
アイテム①デスクに常駐させる「高機能ガジェット」
モバイルバッテリーや多機能充電ケーブルなどの「高機能ガジェット」は、単価が高くなりがちですが、廃棄率が極めて低く、長期間デスクで使用されます。このため、視認回数が圧倒的に多い点が特徴です。
たとえば、ロゴ入りのモバイルバッテリーを商談確度の高い顧客限定で配布した場合、その後の商談時にも話題に上がりやすくなります。日常的に目にする場所にロゴがあると、単純接触効果(ザイオンス効果)が働き、親近感の醸成に役立ちます。
ザイオンス効果とは、繰り返し接する回数が増えるほど、その対象に対する親近感や好意が高まる心理現象です。結果として、数千円の投資で数十万円、数百万円の受注につながるケースが多く、CPA(顧客獲得単価)で見れば非常に優れた費用対効果を発揮します。
アイテム②環境意識をアピールする「サステナブル製品」
竹素材のボールペンや再生PET素材のエコバッグなどの「サステナブル製品」は、SDGsへの取り組みが企業評価に直結する現在、環境に配慮したノベルティは企業の信頼性を高める効果があります。
一般的なプラスチック製品と比較して、受け取った側の心理的な満足度が高く、企業の姿勢を好意的に受け止めてもらえる点が強みです。BtoBの展示会では、企業の社会的責任(CSR)を重視する担当者が多いため、強力なブランディングツールとなります。
安価なプラスチック製品を大量に配るよりも、単価を少し上げてでも環境配慮型を選ぶ方が、結果的に質の高いリード獲得につながりやすくなります。
アイテム③足を止めさせるための「体験型消費アイテム」
その場で楽しめるドリップコーヒーや高級菓子などの「体験型消費アイテム」は、形に残りませんが、ブースへの立ち寄りを促す「フック」として最強の費用対効果を発揮します。
歩き疲れた来場者に対して「こだわりのコーヒーを一杯いかがですか」と声をかければ、自然な形で会話のきっかけを作れます。物品としてのコストは低くても、足止め効果と名刺交換率が非常に高いです。
このため、リード獲得単価を大幅に下げられます。「モノ」を渡すのではなく、ブースでの「体験」や「休息」を提供するためのツールとしてノベルティを活用する視点が大切です。
アイテム④日常使いで接触頻度を高める「缶バッジ・定番文具」
手軽に配布できる「缶バッジ」や「ボールペン・クリアファイル」などの定番文具は、単価が安く大量生産に最適です。多くの来場者にアプローチする「認知拡大」のフェーズで効果を発揮します。
缶バッジは、デザイン性やキャッチコピーを工夫すれば、バッグやストラップにつけてもらえる「歩く広告塔」としての役割を果たすアイテムです。一方、ボールペンなどの文房具は、オフィスで日常的に使われる実用品であり、ふとした瞬間に社名を目にする機会を創出します。
これらを組み合わせたり、デザインにこだわれば「安っぽい」という印象を払拭して、低コストながらも長期間にわたって顧客との接触を維持する優秀なツールになるに違いありません。
なお、缶バッジ制作でおすすめの業者については、こちらの記事で詳しく解説しています。
関連記事:【2025年最新版】缶バッジ制作でおすすめの業者15選|業者を選ぶ際のポイントの徹底解説!
アイテム⑤会場ジャックを狙う「特大サイズの不織布バッグ」
A3サイズも余裕で入る「特大サイズの不織布バッグ・トートバッグ」は、展示会で多くの資料を受け取るため、来場者はそれらをまとめる袋として活躍します。自社のバッグが大きくて丈夫であれば、他社の資料もすべてそのなかに入れられます。
結果として、会場内で自社のロゴが入ったバッグを持つ人が多くいる「会場ジャック」の状態を作り出せる点がメリットです。数千人が自社のロゴを持って歩き回る宣伝効果は計り知れず、認知獲得単価(CPM)で換算すると極めて高い費用対効果を誇ります。
認知獲得単価(CPM)とは、広告が1,000回表示(インプレッション)されるためにかかる費用の指標です。
アイテム⑥確実な回答を引き出す「デジタルギフト券」
Amazonギフトカードやスターバックスカードなどの「デジタルギフト券」は、「アンケート回答」や「後日商談の確約」といった、高いハードルの行動を促す際に絶大な威力を発揮します。
物理的な在庫を抱えるリスクがなく、メールで送付できるため、リード情報の正確性を担保できる点がメリットです。1件あたりの獲得コストは明確ですが、質の高いリードを確実に収集できるため、結果的なROI(投資対効果)は非常に高くなる傾向にあります。
ROI(投資対効果)は、投資した費用に対して、どれだけの利益が得られたかを示す「投資収益率」です。
アイテム⑦疲れを癒やして好感度を上げる「リラックス・ケア用品」
ホットアイマスクや冷却シート、入浴剤などの「リラックス・ケア用品」は、広い展示会場を歩き回って疲弊している来場者に対して、ダイレクトに「癒やし」を提供すれば、強い感謝と好意を生み出します。
ビジネスの会場において、体を気遣うアイテムは「気の利く企業」というポジティブな印象を強く残しやすいです。帰宅後やホテルでの休息時に使用されるため、リラックスした状態で社名を目にするため、ブランドの刷り込み効果も期待できます。
さらに、消耗品であるため、もらった側も負担に感じにくく、受け取り率が非常に高い点も特徴です。

展示会ノベルティの費用対効果を最大化する3つのポイント
ノベルティの効果を高めるためには、よいものを作るだけではなく、「誰に」「どのように」渡すかという戦略が欠かせません。ここでは、投資対効果を最大化して、無駄なコストを削減するための具体的な運用ポイントを解説します。
ポイント①ターゲットの課題解決に直結するアイテムを選ぶ
自社のペルソナ(ターゲット顧客)が喜ぶものを徹底的にリサーチしましょう。たとえば、ITエンジニアがターゲットならPC周辺機器、現場作業員なら汗拭きシートやタフな文具など、相手の業務内容に合わせた選定が必要です。
ターゲットにマッチしないアイテムは、どんなに高価でも机の引き出しの奥にしまわれたり、捨てられてしまったりします。相手が「自分の業務で使える」とイメージできるアイテムを選ぶ姿勢が、利用率を高める第一歩といえます。
ターゲットの属性を深く分析して、彼らの日常的な困りごとやニーズに寄り添ったアイテム選定を行ってください。
なお、展示会におけるノベルティのうれしい効果については、こちらの記事で詳しく解説しています。
関連記事:展示会におけるノベルティのうれしい効果は5つ|配布のポイントや人気アイテムをご紹介!
ポイント②配布の条件を厳格化して「希少性」を持たせる
無差別に配布すると、ノベルティ目的の来場者(情報収集のみの層)が増えてしまいかねません。その結果、本当に大切な顧客への対応がおろそかになります。たとえば、「アンケート回答者限定」「名刺交換+デモ体験者限定」など、受け取るためのハードルを設けると、ノベルティに希少価値が生まれます。
これにより、来場者のアクションを促して、確度の高いリード情報だけを効率的に収集できるようになります。数を配る目的ではなく、質の高い接点を作るための「交換条件」としてノベルティを活用しましょう。
ポイント③QRコードや特典で「次のアクション」へ誘導する
ノベルティ自体をWebサイトや商談への入り口として機能させる必要があります。たとえば、ノベルティのパッケージや本体に二次元バーコード(QRコード)を印字して、専用のランディングページや資料ダウンロードページへ誘導しましょう。
単に社名を入れるだけでなく、「このQRからアクセスすると限定資料プレゼント」といったインセンティブを付与すると、展示会後の追跡が可能です。これにより、ノベルティ配布後のアクセス解析ができ、具体的な効果測定ができます。
モノを渡して終わりにするのではなく、そこからデジタルな接点へとつなげる導線設計が、費用対効果を劇的に向上させます。

展示会ノベルティの費用対効果を正しく測定する3つの指標
多くの企業が「ノベルティを何個配ったか」だけで効果を判断していますが、それでは本質的な費用対効果は見えてきません。ここでは、展示会の成功を測るために見る指標について解説します。
指標①配布数に対する「有効リード獲得率」
「有効リード獲得率」は、配布した数に対して、どれだけの有効な名刺(リード)が獲得できたかという割合です。単に名刺の枚数だけでなく、自社のターゲット条件に合致する「有効リード」がどれだけあったかが大切となります。
たとえば、1,000個配布して1,000枚の名刺が集まっても、ターゲット外ばかりでは意味がありません。逆に、300個の配布で200枚の決裁者クラスの名刺が集まれば、ノベルティ戦略は成功といえます。
量より質を重視して、配布したアイテムがターゲット層の足止めにどれだけ貢献したかを評価してください。
指標②リード1件あたりの「獲得単価(CPL)」
CPL(Cost Per Lead)は、「ノベルティ制作費 ÷ 獲得した有効リード数」で算出できます。この数字を把握すれば、ほかのマーケティング施策との費用対効果の比較が可能です。
以下が、「獲得単価(CPL)」の比較についてのイメージ例です。
◆CPLの比較イメージ例
| 施策 | 費用 | 獲得リード数 | CPL(単価) |
| 高品質ノベルティ | 30万円 | 150件 | 2,000円 |
| バラマキ用ペン | 10万円 | 300件(うち有効50 件) | 2,000円 |
| Web広告 | 50万円 | 100件 | 5,000円 |
このように、一見単価が高いノベルティでも、確度の高いリードが獲得できれば、CPLは安く抑えられるケースがあります。表面的な制作費だけでなく、獲得単価での評価を徹底しましょう。
指標③展示会後の「商談化率・受注率」
ノベルティを受け取った人がその後、どのくらい商談や受注に進んだかという「商談化率」です。SFA(営業支援システム)やMA(マーケティングオートメーション)ツールを活用して、「ノベルティAを受け取った企業の受注率」を追跡調査します。
特定のノベルティを受け取った層の受注率が高ければ、そのアイテムは投資価値が高いと判断できる指標です。展示会当日だけでなく、その後のセールスプロセスまでを含めて効果を測定する姿勢が、次回の戦略改善につながります。

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展示会ノベルティの費用対効果でよくある3つの質問
展示会ノベルティの費用対効果でよくある質問をご紹介します。それぞれ詳しくみていきましょう。
質問①ノベルティの予算配分はどのくらいが適切ですか?
一般的には、出展費用の10%〜15%程度を販促物(ノベルティ・チラシ等)に充てるケースが多いです。しかし、新製品の認知拡大が目的であれば予算を厚くしたり、インパクトのあるアイテムを選んだりするなど、目的によって柔軟に調整しなければなりません。
「予算ありき」ではなく「獲得したいリード数」から逆算して予算を組む必要があります。
質問②余ったノベルティはどう活用すべきですか?
余ったアイテムを廃棄すると費用対効果が悪化するため、積極的に二次利用しましょう。たとえば、営業担当が訪問時の会話のきっかけ作りとして活用したり、自社主催のセミナーや採用説明会で配布したりする方法が効果的です。
制作段階で特定の日付を入れないようにしてください。展示会以外でも汎用的に使えるデザインにしておくと、在庫リスクをなくして、長期的な販促活動に役立てられます。
質問③ユニークな面白グッズは効果がありますか?
業種やターゲットによりますが、話題性作りとしては効果的です。SNSでの拡散を狙う場合や、堅苦しい業界で親しみやすさをアピールしたい場合には有効な手段となります。
しかし、実用性がないものはすぐに捨てられるリスクもあります。このため、社名や連絡先が記載されたパッケージやチラシとセットで渡すなどの工夫が必要です。

戦略的なノベルティ選定で展示会を成功させよう!
展示会のノベルティは、単なる「おまけ」ではなく、見込み客との関係を築くための強力な「武器」です。費用対効果を高めるためには、安さだけにとらわれず、受け取った相手の記憶に残り、次のアクションにつながるアイテム選びが大切です。
ターゲットに突き刺さる戦略的なノベルティ運用に切り替えれば、展示会の成果は飛躍的に向上します。さらに、以下のポイントも含めて、自社に合うノベルティ制作を進めましょう。
- ポイント①ターゲットの課題解決に直結するアイテムを選ぶ
- ポイント②配布の条件を厳格化して「希少性」を持たせる
- ポイント③QRコードや特典で「次のアクション」へ誘導する
また、成果を確実にするためには、指標を用いて展示会後の追跡を行うことも忘れてはいけません。配布して終わりにするのではなく、戦略的な準備と効果測定を徹底すれば、次回の戦略改善につながります。
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