ポストを開けるたびに不要なチラシで溢れていると、迷惑と感じる人が多いでしょう。この余計な手間の改善には、チラシお断りステッカーを使用するのが効果的です。
この記事では、チラシお断りステッカーの概要や効果について解説します。ステッカーの種類も紹介しているので、自分の家にあうタイプを選ぶ参考にしてみてください。
チラシお断りステッカーとは？
チラシお断りステッカーとは、不要なチラシや勧誘の印刷物が自宅の郵便ポストに入れられるのを防ぐためのステッカーです。チラシ配布は情報伝達の一形態として役立つものの、毎日のように届けられる不要なチラシによって郵便ポストがあふれ、大切な郵便物の見落としに繋がる恐れがあります。
さらに、無許可での配布はプライバシーの侵害と捉える人もいるため、このステッカーはそうした配布を断る明確な意思表示となります。このステッカーは自宅の玄関ドアや郵便ポストに簡単に貼ることができ、賃貸住宅でも利用可能です。
チラシお断りステッカーによる効果は3つ
チラシお断りステッカーによる効果を紹介します。主に次の3つが挙げられます。
- 必要な書類が見つけやすい
- ポストにチラシが溜まらない
- 不要なチラシを処分する手間が省ける
それぞれの内容について詳しくみていきましょう。
1.必要な書類が見つけやすい
不要なチラシやダイレクトメールの投函が多い場合、重要な書類を見失う要因になります。
毎日溜まる郵便物を必要、不必要に分類する作業は、単純ながらも時間がかかる作業です。また、これらの郵便物を一時的にテーブルや棚に置いておくのも部屋が散らかる原因のひとつになり得ます。
そこで、チラシお断りステッカーを使用すれば、ポストには本当に必要な郵便物だけが届くため、不要な仕分け作業から解放され、部屋もすっきり保てます。この小さな変化が、生活の質を向上させ、日々の時間を有効に活用する一助となるでしょう。
2.ポストにチラシが溜まらない
通勤バッグや買い物袋、あるいは子どもの荷物など、帰宅時は何か手荷物を抱えている人が多いでしょう。そんなときにポストから郵便物を取り出すのは一苦労です。
加えて、ポストに不要なチラシが溜まっていれば、迷惑と感じてもおかしくありません。
チラシお断りステッカーをポストに貼れば、不要なチラシが最初から投函されないため、郵便物を取り出す手間が軽減されます。この簡単な対策により、家への帰宅時が少しでも楽に、そして快適に変わるでしょう。
3.不要なチラシを処分する手間が省ける
チラシの処分は、地域によって資源ゴミとしての分別や、ゴミの日までの保管が必要です。最初から不要なものに手間や時間をかけて処理する作業は省きたいものです。
チラシお断りステッカーを使用してチラシを届かない様にすれば、分別や保管といった手間が不要になります。この対策は、不必要なゴミの削減にもつながり、地球環境にも配慮した行為です。
チラシお断りステッカーによる法的効果
チラシお断りステッカーの使用は、日本の「郵便法」と「不法行為法」に基づく法的効果を持ちます。これらの法律は、無断でのポストへの投函を禁止し、他人の財産権を侵害する行為とみなされます。
この法的枠組みの下で、自宅のポストや玄関に「チラシ・広告の投函お断り」ステッカーやマグネットを表示することは、投函拒否の意志を法的に支持する手段のひとつです。この表示により、無断投函は違法行為として認識されるため、投函者はこの指示に従う必要があります。
また、投函拒否のステッカーは、希望する投函物のみを許可する旨を示すことも可能であり、受け取りたい情報と不要な情報の選別にも役立ちます。
チラシお断りステッカーの種類は3つ
ここでは、チラシお断りステッカーの種類を紹介します。主に3つあります。
- マグネットタイプ
- シールタイプ
- ドアノブサインプレートタイプ
項目ごとに詳しくみていきましょう。
1.マグネットタイプ
マグネットタイプは、金属製のポストやドアに磁力を利用して簡単に取り付け可能です。チラシを配る業者が一目で認識しやすいように、ポストの上部または側面に配置しましょう。
マグネットタイプの大きなメリットは、貼り直しや取り外しがとても簡単なことです。また、賃貸住宅など、元の状態に戻す必要がある場合にも跡が残らず便利です。
使用する前は、希望する場所にマグネットが貼り付けられるか、磁石を近づけて確かめましょう。
2.シールタイプ
シールタイプは、マグネットを使用できないポストやドアにおすすめです。プラスチックやステンレス製プレートで作成された両面テープで貼るタイプもあり、高級感を演出することも可能です。
賃貸住宅など退去時に原状回復が必要な場合、以下のようにして簡単に取り付け・取り外しが可能です。
- プレートのサイズに合わせて、貼り付ける場所にマスキングテープを貼る。
- 両面テープのフィルムを剥がし、その上にプレートを固定する。
マスキングテープが基盤となり、ポストに直接貼り付けることなく、取り外す際もマスキングテープを一緒に剥がすことで、痕跡を残さずに済みます。
3.ドアノブサインプレートタイプ
ドアノブサインプレートタイプは、ドアノブにかける形式の表示板です。このタイプは設置が簡単で、すぐに使用できる点が魅力です。
しかし、強風が吹く環境下では、サインプレートが飛ばされるリスクがあります。使用する環境にあわせて利用するタイプを選定しましょう。
チラシお断りステッカーの効果でよくある3つの質問
最後に、チラシお断りステッカーの効果でよくある質問にお答えします。
- 質問1.チラシお断りステッカーは手書きでも効果ある？
- 質問2.チラシお断りステッカーを貼るデメリットは？
- 質問3.チラシお断りステッカーは賃貸物件でも使用して良い？
それぞれ詳しくみていきましょう。
質問1.チラシお断りステッカーは手書きでも効果ある？
チラシお断りステッカーには、手書きでも充分な効果があります。マスキングテープに「チラシお断り」と必要最低限のメッセージを記載するだけです。
シンプルなデザインの方が視認性が高く、複雑なデザインはチラシ配布業者に誤解されたり見過ごされたりするリスクがあります。赤、黄、黒などはっきりした色味で、ポストに貼付けた際に文字が読みづらくない配慮があるとよいでしょう。
質問2.チラシお断りステッカーを貼るデメリットは？
チラシお断りステッカーの主な懸念点は、次の2つです。
- ステッカーを貼ることにより外観を損なう可能性がある
- 受け取りたいチラシまで拒否してしまう
上記の点によりチラシお断りステッカーを貼るのに躊躇する人は、取り外しできるマグネットタイプを利用してしばらく様子をみるのがおすすめです。
質問3.チラシお断りステッカーは賃貸物件でも使用して良い？
賃貸物件でも、チラシお断りステッカーの使用は問題ありません。不要なチラシや広告物の投函を防ぎたい賃貸住宅の居住者にとって、チラシお断りステッカーは簡単かつ効果的な解決策となります。
賃貸のアパートやマンションでは、退去時に物件を原状に戻すことが求められるため、退去時はステッカーを剥がしましょう。
まとめ
チラシお断りステッカーは、不要なチラシや印刷物が自宅の郵便ポストに入れられるのを防ぐステッカーです。一度貼るだけで長期間にわたってその効果を発揮します。
マグネットタイプやシールタイプなど、さまざまなタイプ・サイズがあり、ホームセンター、100円ショップ、オンラインショップなどで手軽に購入できます。
この記事を参考に、自宅のイメージにあわせて視認性の高いものを選んでみてください。
