【初心者向け】マグネットシートの印刷方法とは?業者依頼と自作する場合のメリット・デメリットも解説!

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  • 投稿カテゴリー:マグネット
  • 投稿の最終変更日:2024-04-20

マグネットシートは、広告やノベルティの配布、鉄製のドアや車の装飾、案内表示、趣味で作成するデザインアイテムなど、さまざまな用途で活用されています。用途にあわせて印刷方法を選ぶと、低コストで効果的なマグネットシートが作成可能です。

この記事では、マグネットシート印刷を業者に依頼する場合と自分で作成する場合、それぞれの印刷方法を紹介します。また、業者依頼や自作するメリット・デメリットも解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。

マグネットシートの主な印刷方法は3つ

マグネットシートを印刷業者に依頼して作成する場合、次の3つの印刷方法があります。

  1. シルクスクリーン印刷
  2. オフセット印刷
  3. UVインクジェット印刷

それぞれの内容について詳しく見ていきましょう。

1.シルクスクリーン印刷

シルクスクリーン印刷は、版に空けた穴からインクを通す印刷方法です。一色につき一つの版が必要で、複数の色を使用する場合は色の数だけ版が必要になります。

たとえば三色使用するデザインの場合、一つ目の版で一色を刷り、インクが乾いてから二つ目の版で次の色、更にインクが乾いてから三つ目の版で最後の色を刷るという流れです。この印刷方法は、色数が多いデザインやグラデーションの表現には不向きですが、多種多様な素材への印刷や曲面への印刷が可能です。

また、版を一度作れば何度でも印刷できる点もシルクスクリーン印刷のメリットといえます。これにより、大量に印刷すれば単価が安くなり、特に単色デザインの場合はよりコストを抑えることができます。

従って、広告やノベルティなど少ない色数で大量のアイテムを作成する際に最適な印刷方法です。

2.オフセット印刷

オフセット印刷は、化学反応を利用してインクを乗せる場所と弾く場所を作った印刷版を使用します。直接メディアに版を刷るのではなく、ブランケットと呼ばれるローラーにインクをつけたあと、さらに紙などに転写してから印刷する仕組みです。

この印刷方法は大量印刷に最適で、印刷数が増えるほど単価が下がるメリットがあります。また、オフセット印刷は鮮明で美しい印刷が得意なので、デザインやカラーにこだわる場合にも適しています。

マグネットシートの印刷においては、オフセット印刷で紙に印刷し、その後保護フィルムやラミネート、マグネットを貼りあわせる三層構造で作成します。ただし、マグネットシートの端部から水が侵入すると剥がれるリスクがあるため、屋外での使用は避けましょう。

3.UVインクジェット印刷

UVインクジェット印刷は、マグネットシートなどのメディアに直接インクを霧状に噴射し、UV(紫外線)を照射してインクを即座に固める印刷方法です。

この技術は、グラデーションや細かいディテールを精密に再現できるため、高品質な印刷が可能です。また、印刷版を用意する必要がないため、比較的早い納品が可能になります。

UVインクジェット印刷の大きなメリットは、フルカラー印刷や大判サイズの印刷に対応できることです。また、小ロットやデザイン違いの作成も可能であるため、たとえば営業車に貼る社名入りの広告や、ドアに貼る異なるキャッチコピーのデザインなど、さまざまな用途に適しています。

マグネットシートを自作する場合の印刷方法は2つ

続いて、マグネットシートを自作する場合、次の2つの印刷方法があります。

  1. レーザープリンター
  2. インクジェットプリンター

項目ごとに詳しく見ていきましょう。

1.レーザープリンター

レーザープリンターは、オフィスでよく使われる印刷機で、静電気を帯びたドラムにトナー(樹脂の粉)を付着させ、熱と圧力で紙に定着させる仕組みです。レーザーを使ってドラムにデザインを起こし、電荷を弱めることでトナーがドラムに付着し、最終的に紙へと転写されます。

レーザープリンターのメリットは、インクジェットプリンターに比べてトナーが水に強く、耐水性に優れていることです。しかし、繊細なグラデーションの表現は苦手なので、はっきりとした文字や図形などの印刷に適しています。

マグネットシートを作成する場合、レーザープリンターは印刷したラベルシールにマグネットを貼り合わせる方法を取ることが一般的です。市販のマグネットシート作成キットの利用も選択肢のひとつとして考えられます。

2.インクジェットプリンター

インクジェットプリンターは、プリントヘッドから液状のインクを紙やマグネットシートに噴射してデザインを再現する印刷方法です。グラデーションなどの繊細な表現が滑らかに美しく仕上がります。

ただし、液状のインクを使用するため、水に弱く、印刷後にインクが完全に乾くまで待つ必要があります。オフィスや家庭でのインクジェットプリンター使用時には、マグネットシートを含む印刷物の耐水性を高めるために、透明のフィルムを貼るのがおすすめです。

業者に依頼するメリット・デメリット

マグネットシート印刷を業者に依頼するメリットは、高クオリティな仕上がりです。業者による印刷は美しく耐久性に優れ、自作品と比較しても違いは明らかです。

ラミネート加工や特殊カットなどのオプションを利用すれば、高級感やオリジナリティを加えることもできます。また、デザインを業者に送付すれば、製造過程はすべて業者が担ってくれるため、手間と時間を節約できます。

一方で、デメリットとしてはコストの面が挙げられます。特にデザインが異なる少量製作の場合、コストは比較的高くなりがちです。

また、自作に比べて完成までの時間が長くかかることもあり、配布予定日がある場合は納期に注意が必要です。さらに、業者によっては特定の画像編集ソフトでの入稿を要求されることもあり、これらのソフトに不慣れな場合は困難を感じる可能性があります。

自作するメリット・デメリット

マグネットシートを自作するメリットは、コストの節約と好きなタイミングでの制作が可能であることです。必要な材料があれば、数時間内に作成を完了できます。

また、制作過程でデザインの微調整を行ったり、色違いを個別に制作するなどの自由度が高い点も魅力です。

しかし、デメリットとしては、専門業者が作るものと比べて品質が劣る点があります。自作のマグネットシートは粘着力が弱く、水や光による劣化も早い傾向です。

市販のマグネットシートキットを使用する場合、材料の入手に時間がかかることがあるほか、一つずつ手作業で制作するため、大量生産する場合には時間と労力が必要になります。

マグネットシート印刷でよくある3つの質問

ここでは、マグネットシート印刷でよくある質問にお答えします。

  • 質問1.マグネットシート印刷におすすめの制作会社は?
  • 質問2.ノベルティを配布するメリットは?
  • 質問3.ノベルティをつくる際のポイントは?

それぞれ詳しく見ていきましょう。

質問1.マグネットシート印刷におすすめの制作会社は?

マグネットシートは用途にあわせて、さまざまな種類と加工方法により、工夫次第でいろんな活用ができる便利なアイテムです。

次のページでは、マグネットシートの選び方やおすすめの制作会社を紹介しています。マグネットシートを印刷したいけど、どの会社に相談すればいいかお悩みの方はぜひ参考にしてみてください。

関連記事:マグネットシート印刷におすすめの制作会社10選|選び方やよくある質問もご紹介!

質問2.ノベルティを配布するメリットは?

ノベルティを配布するメリットには、以下の3つが挙げられます。

  • 低コストで宣伝できる
  • 企業の名前を覚えてもらえる
  • 消費者の購買意欲を高める

次のページでは、ノベルティに期待できる効果や選び方、おすすめグッズについて解説しています。あわせて参考にしてみてください。

関連記事:【プロが教える】ノベルティの効果とは?配布するメリットや販促効果を高めるポイントを徹底解説!

質問3.ノベルティをつくる際のポイントは?

販促品・ノベルティをつくる際のポイントには、以下の6つが挙げられます。

  • 目的を明確にする
  • ターゲット層を選定する
  • 実用性の高いものを選ぶ
  • 配布方法や場所を考慮する
  • 予算や納期、配布量をシミュレーションする
  • 時期や流行を意識する

次のページでは、販促品とノベルティの違いや制作時に意識したいポイント、おすすめアイテムについて詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみてください。

関連記事:【プロが教える】販促品とノベルティの違いとは?製作時のポイントやおすすめアイテムもご紹介!

まとめ

ここまで、マグネットシートを業者に依頼して作成する場合の印刷方法や、自作する場合の印刷方法について紹介しました。各印刷方法には特徴があり、それぞれにメリットとデメリットが存在します。

予算はもちろんのこと、マグネットシートの用途や目的に応じて最適な方法を選択することが重要です。業者に依頼する際は、提供される印刷技術を比較検討し、最も適した印刷方法を提供する業者を選ぶことが推奨されます。

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