缶バッジは金属でできているため、保存方法を間違えるとすぐに錆びてしまいます。缶バッジをキレイに保存して寿命を延ばすためには、正しい取り扱い方法を理解しておきましょう。
今回は缶バッジが錆びてしまう理由と、キレイに保存する方法、おすすめの収納方法について紹介します。

缶バッジは保存方法を間違えると錆びる

缶バッジはファッションアイテムやインテリアアイテム、推し活グッズ、キーホルダーなど、使い道は多種多様です。
しかしカバンやキャップなどから取り外した後は引き出しにしまう、インテリアアイテムとして飾ったら後は一切手を付けていないという方は少なくありません。
缶バッジは保存方法を間違えると錆びてしまいます。1度錆びてしまうと復元できないため、缶バッジの寿命を延ばすためには、正しい方法で保存する必要があります。
缶バッジが錆びてしまう理由
缶バッジが錆びてしまう理由は、金属部分に水や酸素が触れることによって腐食が発生するからです。
特に日本は高温多湿な環境であるため空気中の水分量が多くなりやすく、引き出しの中や棚の上など、何の対策も行っていない環境で缶バッジを保管していると缶バッジは簡単に錆びてしまいます。

缶バッジをキレイに保存する方法5選
缶バッジをキレイに保存する方法は次の5つです。
- 袋に入れて密閉する
- 袋や箱に乾燥剤を入れる
- 専用の缶バッジカバーに入れる
- 裏面の金属面を定期的に拭く
- 購入時に個別包装してもらう
各保存方法について詳しく解説していきます。
保存方法(1)袋に入れて密閉する
缶バッジの保管場所で適切なのは「空気に触れにくく温度差が少なくて湿気が発生しにくい環境」です。そのため、キレイに保存したいのであれば、袋に入れて保管することをおすすめします。
ただし、袋に入れているだけでは錆の発生リスクを低減できません。錆の発生リスクをできるだけ抑えたいのであれば、個別包装にして可能な限り密閉に近い状態にする必要があります。
保存方法(2)袋や箱に乾燥剤を入れる
保存状態をできるだけ万全にしたいのであれば、缶バッジを収納している袋や箱に乾燥剤を入れるのがおすすめです。シリカゲルと呼ばれる乾燥剤であれば、100円ショップなどで安価に購入できます。
ただし、乾燥剤は時間が経過すると効果がなくなってしまうため、定期的に取り替えなければなりません。
より保存状態にこだわりたいのであれば、防錆材がおすすめです。値段は高いですが、乾燥剤よりも強力なため、より良い状態で長期保存できます。
保存方法(3)専用の缶バッジカバーに入れる
持ち運ぶ頻度が多い缶バッジをキレイに保存したいのであれば、専用の缶バッジカバーを利用すると良いでしょう。専用の缶バッジカバーに入れておけば、傷から缶バッジ本体を守ってくれます。
缶バッジカバーは100円ショップやアニメイトといった専門ショップなど、さまざまな場所で販売されています。
保存方法(4)裏面の金属面を定期的に拭く
缶バッジをキレイに保存し続けるためには、こまめな手入れが欠かせません。缶バッジの状態をなるべくキープしたいのであれば、定期的に乾いた布などで缶バッジを軽く拭き取ることをおすすめします。
裏面は金属面がむき出しとなっており、表面よりも錆やすいため、入念に拭き取りを行いましょう。
保存方法(5)購入時に個別包装してもらう
缶バッジを購入する際に個別包装にしてもらうことで、密閉用の袋を用意せずに保管できます。
缶バッジ研究所では100個や200個など一定数量ごとにまとめて包装するバルク包装だけでなく、1~3個ずつOPP袋に入れて包装する個別包装を選択可能です。詳細については缶バッジ研究所のホームページをご覧ください。⇒缶バッジ研究所のサイトはこちらから

缶バッジのおすすめの収納方法7選
缶バッジのおすすめの収納方法は次の5つです。
- 透明アクリルボックスに入れる
- ジッパーバッグに入れる
- ウォールポケットに入れる
- 写真フレームに入れる
- パスタケースやメダルケースに入れる
- コルクボードやワイヤーネットを使用する
- 缶バッジ収納ホルダーに入れる
各保存方法について詳しく解説していきます。
収納方法(1)透明アクリルボックスに入れる
無印や100円ショップなどで販売されている透明アクリルボックスに缶バッジを入れて飾る方法です。立てる・横にする・重ねるというように、好きな状態で缶バッジを飾れます。
アクリルボックスにはさまざまな種類があるため、購入前にしっかりとサイズを確認しておきましょう。サイズを測定する際、外側(外径)で測ってしまうと、アクリル板の厚さによっては缶バッジのサイズと合わない可能性があります。
したがって、アクリルボックスのサイズは必ず、内側(内径)で測りましょう。
収納方法(2)ジッパーバッグに入れる
缶バッジを1つずつ小さなジッパーパックに入れて収納する方法です。
缶バッジを複数個まとめて同じ袋に入れてしまうと、擦れて傷が付くリスクが高くなります。また袋の口が空いたままだと、袋に侵入したほこりやゴミがピン部分の穴に入り込んでしまう可能性があります。
そのため、ほこりやゴミが入るリスクを減らしたいという方は、ジッパーバックでの収納がおすすめです。
収納方法(3)ウォールポケットに入れる
ウォールポケットを使用すれば、缶バッジの絵柄を飾りながら、すっきりと収納できます。ウォールポケットは100円ショップでも購入できます。ポケットのサイズがぶかぶかだと見栄えがよくありませんので、サイズには注意しましょう。
インテリアとしても機能させたい場合は、缶バッジのサイズに合うポケットを選ぶ必要があります。サイズ感もこだわりたいのであれば、サイズ缶バッジを収納する専用のウォールポケットの使用をおすすめします。
収納方法(4)写真フレームに入れる
写真フレームに入れて収納するのもおすすめです。缶バッジ以外のアイテムを入れれば、缶バッジの世界観も表現できるため、イベントでのディスプレイとしても活用できます。
ただし市販の写真フレームを使用する際は、内寸に注意する必要があります。缶バッジの収納として使用する場合は、缶バッジの厚みに対応している専用フレームがおすすめです。
収納方法(5)パスタケースやメダルケースに入れる
100円ショップなどで販売されているパスタケースは缶バッジを立てて収納できる構造となっているため、大量の缶バッジを収納するのに最適です。また、メダルケースであれば、缶バッジを並べた状態にして入れられるため、配置にこだわれば、おしゃれに収納できます。
ただし、パスケースもメダルケースも直径と幅、サイズがあるため、購入前に缶バッジのサイズと合っているかどうか確認しておくことが大切です。
収納方法(6)コルクボードやワイヤーネットを使用する
缶バッジを綺麗にディスプレイする方法はいくつかありますが、収納と見せる楽しさを両立させる工夫も大切です。たとえば、コルクボードを使用する場合、画びょうにマグネットを貼り付けて缶バッジを固定すると簡単に付け外しができます。
また、ワイヤーネットを活用すれば、S字フックやクリップを使ってバランスよく並べるのが簡単です。お気に入りの缶バッジを綺麗に並べて、インテリアのアクセントとして楽しんでみてください。
なお、コルクボードへの缶バッジの飾り方については、こちらの記事でも詳しくご紹介しています。
関連記事:コルクボードへの缶バッジの飾り方は?収納におすすめの便利アイテムも詳しくご紹介します!
収納方法(7)缶バッジ収納ホルダーに入れる
缶バッジを綺麗に保管しながらコレクションを楽しむなら、専用ファイルが便利です。通販での購入が可能なこのファイルは、缶バッジのサイズに合ったポケットがあり、傷や汚れを防ぎながら収納できます。
さらに、表紙にデコレーションを施せば、オリジナルのコレクションブックとしても活用が可能です。また、本棚や引き出しにコンパクトに収まるため、保管場所に困る心配もありません。

オリジナル缶バッジの制作に「缶バッジ研究所」がおすすめな理由
「缶バッジ研究所」では、形状や素材に徹底的にこだわり、定番の丸型から特殊形状など、さまざまな缶バッジを取り扱っています。また、製造から発送までを自社内で完結しているため、低価格で高品質な商品の提供が可能です。
さらに「Japan color標準印刷認証」を取得しているため、安定した印刷品質で商品をお届けしています。⇒缶バッジ研究所のサイトはこちらから

缶バッジ 保管方法でよくある3つの質問
最後に、缶バッジ 保管方法でよくある質問をご紹介します。
- 質問1.缶バッジがサビてしまった場合の修復方法は?
- 質問2.缶バッジのへこみを直す方法は?
- 質問3.缶バッジの主な素材は?
それぞれの内容について詳しくみていきましょう。
質問1.缶バッジがサビてしまった場合の修復方法は?
缶バッジは長期間使用や保管をしていると、湿気などの影響でサビが発生する場合があります。サビを落とすには、専用のサビ取りクリームを使用するのが効果的です。
スプレータイプの洗浄剤は、デザイン面に影響を与える可能性があるため、綿棒に少量つけて丁寧に拭き取る方法が安全です。サビを防ぐためには、湿気に注意しながら保管する必要があります。
なお、缶バッジの錆び取り方法については、こちらの記事で詳しくご紹介しています。
関連記事:缶バッジの錆び取り方法は3つ|錆の原因や予防するポイントを詳しく解説します! – グラフィック機材株式会社
質問2.缶バッジのへこみを直す方法は?
缶バッジにできたへこみを修復するには、いくつかの方法があります。まず、ドライヤーで温めた後、裏面のピン穴から綿棒や竹串を差し込み、へこみ部分を少しずつ押していくと、元の形に近づきます。
しかし、力を入れすぎると変形するおそれがあるため、慎重に行うようにしましょう。また、温めた後に急速に冷やす方法もありますが、小さいへこみなど、効果が限定的な場合が多いです。修復する際は、缶バッジの素材や表面の状態に注意しながら試してみましょう。
質問3.缶バッジの主な素材は?
缶バッジはさまざまな金属を使用して作られ、それぞれに特徴があります。たとえば、スチールは強度が高く加工しやすい素材で、耐久性を求める場合に適しています。
アルミは軽量で扱いやすく、大量に持ち運ぶ際に便利です。また、ブリキは柔らかいため、加工しやすい反面、傷がつきやすい点に注意が必要です。ステンレスはサビに強く、長期間の使用に向いています。
なお、缶バッジに使われる主な素材については、こちらの記事でも詳しくご紹介しています。
関連記事:【初心者向け】缶バッジに使われる主な素材とは?よくある質問もご紹介します! – グラフィック機材株式会社

まとめ
缶バッジは使い道が豊富なアイテムですが、保存方法を間違えると水や酸素に常時触れたままの状態となり、簡単に錆びてしまいます。缶バッジは1度錆びてしまうと復元できないため、寿命を延ばすためには、缶バッジを正しい方法で保存する必要があります。
なお、弊社が運営する「缶バッジ研究所」では、サイズや種類のバリエーションを豊富に取り揃えており、完全自社製造で高品質なオリジナル缶バッジをお届けいたします。
缶バッジ制作が初めてという方も安心してご依頼いただけますので、ぜひ一度ご相談ください。⇒缶バッジ研究所のサイトはこちらから
