【プロが教える】販促ツールで使用されるPOPとは?効果を高めるポイントや設置場所を徹底解説!

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  • 投稿カテゴリー:缶バッジ
  • 投稿の最終変更日:2024-04-20

スーパーやコンビニエンスストア、飲食店など、日常生活のさまざまな場面で多くの人がPOPに目を通しています。POPは、消費者の購買意欲を刺激し、売上向上に貢献する重要な販促ツールです。

この記事では、店舗の売上を伸ばすために不可欠なPOPの役割や販促効果を高めるポイント、最適な設置場所について詳しく解説します。ぜひ参考にしてみてください。

販促ツールで使用されるPOPとは?

POP(Point of Purchase advertising)とは、消費者が商品を購入する際の店頭や店内でのコミュニケーション活動を強化するための販促ツールです。フライヤーやチラシ、陳列ディスプレイ、アイキャッチャー、屋外ののぼりや看板など、さまざまな形態で消費者の注意を引き、商品や店舗の魅力を伝えることで購買を促します。

近年では、紙ベースの広告に加え、デジタルサイネージや動画などのデジタル媒体を使用したPOPも普及しており、これらのツールを通じて、消費者との効果的なコミュニケーションを実現しています。

販促ツールでPOPを設置する効果は5つ

販促ツールでPOPを設置する効果を紹介します。主に次の5つが挙げられます。

  • 購買意欲を高める
  • 店舗のイメージにつながる
  • 商品の告知ができる
  • 商品説明ができる
  • 導線として活用する

それぞれの内容について詳しくみていきましょう。

1.購買意欲を高める

POPの設置は、消費者の購買意欲を効果的に刺激し、具体的な購入意向がない来店客に対しても商品の魅力を訴求し、購入を促すことが可能です。

また、訪問者が目的の商品を持たずに店舗に足を運んだ際や、求めていた商品が見つからない時でも、巧みに設置されたPOPが新たな興味を引き出し、他の商品への関心を喚起します。

このように、POPは購入を迷っている顧客の決断を後押しし、視野を広げる役割を果たします。

2.店舗のイメージにつながる

POPは、店舗のレイアウトや内装を変更することなく、店舗のイメージを一新できる効果もあります。季節やイベントに応じたPOPを展示することで、店内に季節感やイベントの雰囲気を演出し、顧客の関心を引きつけることが可能です。

また、温かみのある手書きPOPや特定のターゲット層を狙うデザイン性のあるPOPなど、店舗の雰囲気にあわせて採用すれば、顧客に深い印象を与え、入店促進に寄与します。

3.商品の告知ができる

POPの活用により、商品に対する注目を効果的に引き上げることができます。

新商品、期間限定の特別品、またはセール中のアイテムなど、特にプロモーションを強化したい商品にPOPを適用することで、これまでその存在を認識していなかった消費者の目にも留まりやすくなります。この手法は、商品の認知度を高め、顧客の興味を引きつけるのに非常に有効です。

4.商品説明ができる

多くの消費者が購入前に商品の使い心地やメリットなど、詳細情報を知りたいと望んでいます。理想は、店舗の従業員が直接商品説明を行うことですが、すべての来店者に対して個別に対応するのは、実際には時間や人員の制約で難しいでしょう。

この問題を解決する方法のひとつとして、POPは効果的です。スタンドパネルやポスターを活用して商品の要点を事前に提示しておけば、従業員は口頭での説明にかかる時間を削減でき、さらに、POPを通じて提供された情報をもとに顧客との対話を促進することが可能です。

また、直接従業員に質問することに抵抗がある顧客や、接触の機会を見つけにくい顧客にとっても、POPにより商品の詳細を理解し、購入判断の助けになります。

5.導線として活用する

POPは、商品の配置やレジの位置などを明示し、来店者の誘導に役立つツールとしても優れています。商品紹介だけでなく、店内のナビゲーションを支援することで、顧客がストレスなく買い物を楽しめるように導くことが可能です。

このアプローチにより、消費者は店舗を使いやすく、親しみやすいと感じ、より快適なショッピング体験を得ることができるでしょう。

POPの販促効果を高めるポイントは4つ

続いて、POPの販促効果を高めるポイントを紹介します。主に次の4つです。

  • ポイント1.ターゲットや目的を明確にする
  • ポイント2.キャッチコピーを考える
  • ポイント3.イラストや写真を入れる
  • ポイント4.イベントや流行を取り入れる

それぞれの内容について詳しくみていきましょう。

ポイント1.ターゲットや目的を明確にする

POPの制作において最も重要なポイントは、ターゲットや目的を明確に定めることです。訴求したい内容と対象が不明瞭だと、効果的なメッセージを消費者に届けることは難しいでしょう。

ターゲットと目的は、できるだけ具体的に設定する必要があります。特に、ターゲットについては、その人物像を具体的にイメージできる程度に、年齢や性別、趣味などの属性を細かく定義するのがおすすめです。

ターゲットの具体的な像を明確にすることで、提案する訴求がそのターゲットにとって魅力的かどうかを評価できます。これにより、より効果的なコミュニケーション戦略を構築することが可能です。

ポイント2.キャッチコピーを考える

ターゲットが実感できるメリットや効果が明確に伝わるキャッチコピーを考えましょう。商品を購入して得られるポジティブな変化や体験を、具体的に想像できるようにすることが重要です。

効果的なキャッチコピーは、ターゲットの悩みや欲求に直接訴えかけ、購入を通じて得られる満足感や解決策を視覚化します。このプロセスでは、具体性とターゲットのニーズに対する深い理解が必要です。

ターゲットの視点に立ち、直面する問題や達成したい願望に焦点を当てたキャッチコピーを創り出すことで、製品への関心を高め、購入意欲を刺激することができます。

ポイント3.イラストや写真を入れる

イラストや写真の使用は、ターゲットである顧客が商品の使用後の効果やメリットを具体的に想像できるようにする上で、重要な役割を果たします。文字情報のみでは伝えきれない豊かなビジュアルが、購入後の体験をよりリアルに描き出します。

たとえば、食品の場合、調理過程の写真や完成した料理のビジュアルを提示することで、顧客にその食材を使った時の具体的なシーンを想像させることが可能です。

さらに、ビジュアルを含むPOPは、文字のみの表示よりも注目を集めやすく、商品に対する興味や関心を高めることができます。これは、特に新しい商品を顧客に紹介する際に有効です。

ポイント4.イベントや流行を取り入れる

季節のイベントや流行を取り入れることで、もともと商品やサービスに関心がなかった層にもアプローチし、興味を引きつける機会を創出します。また、ターゲット層が共感しやすい内容を取り入れることで、ソーシャルメディアでの言及や共有を促し、より広範な露出を期待することもできます。

このように、現在の流行や季節イベントに即したPOPを効果的に制作することは、顧客の関心を引き、売上向上に繋げる有効な手段です。

販促ツールのPOPに最適な設置場所

販促ツールには、のぼり旗、ポスター、卓上スタンド、プライスカードといったさまざまなサイズや形状を持つPOPがあり、各々が異なる効果を発揮します。そのため、どのPOPを選び、どこに設置するかは、その効果を最大限に引き出すためにも重要です。

ここでは、店内と店頭の主要な場所で、どの種類のPOPが適しているか一例を紹介します。

店内の場合

店内でのPOP展開では、レジ横、テーブル上、商品近辺といった場所が一般的な設置スポットです。

こうした場所に設置したPOPは、新製品の紹介、特定商品の推奨、割引情報、製品仕様、使用方法などを消費者に伝えるのに適しています。また、卓上スタンドにQRコードを掲載し、メールマガジンの購読やアプリ登録を促すのもおすすめです。

ただし、POPのサイズは慎重に選びましょう。大きすぎると店内のレイアウトを乱したり、通行の妨げになる恐れがあります。逆に、小さすぎると存在感が薄れ、目的を果たせません。

したがって、レジ横やテーブル用には控えめなサイズを、壁面用のポスターには目を引く大きさを選ぶなど、設置場所に適したサイズ調整が重要です。情報を効果的に伝えつつ、邪魔にならないサイズ感のPOPを選択しましょう。

店頭の場合

店頭でのPOP設置は、通行人を店内へ誘う重要な役割を担います。目を引く大きさのポスター、のぼり旗、大型パネルなど、視認性の高いサイズのPOPが効果的です。これらのPOPは、新規顧客の注意を引き、店舗の存在をアピールするために用いられます。

内容面では、店舗の特徴や季節に合わせた推薦商品、割引セールなどのプロモーション情報を掲載することが一般的です。これにより、特定のキャンペーンや商品に関心を持つ潜在的な顧客の関心を喚起することができます。

ただし、店舗の見通しが悪い位置にPOPを設置すると、顧客が店舗の位置を見失い、結果的に来店機会を逸する可能性があるため注意が必要です。

販促ツールでPOPを設置する際の注意点

POPは、商品情報や魅力などをターゲットにわかりやすく伝えて購買に促す販促ツールです。そのため、目を引くデザインはもちろん、簡単に見つけられる場所への設置が効果を発揮するためには不可欠です。

しかし、POPが過剰になり店舗全体の雰囲気を損ねたり、商品そのものよりもPOPが目立つようでは本末転倒です。

効果的なPOPの設置は、単に視覚的に捉えられることだけではなく、商品の購入へと導く役割をもちます。したがって、情報過多で読みにくい、商品よりも目立ち過ぎるデザイン、むやみに沢山設置するのは避けましょう。

販促ツールのPOPでよくある3つの質問

最後に、販促ツールのPOPでよくある質問にお答えします。

  • 質問1.POPとポップの違いは?
  • 質問2.販促ツールで使用するPOPにはどんな種類がある?
  • 質問3.小ロットの販促品に対応している印刷会社は?

それぞれ詳しくみていきましょう。

質問1.POPとポップの違いは?

POPとポップの主な違いは、主体と目的にあります。POPは、主にメーカーによって作成され、商品やサービスの購入を促す目的で配布される広告の形態です。

ここでの重点は、メーカーによって定められた特定のメッセージを消費者に伝えることにあり、たとえば、ポイントカードの登録促進や製品の認知度向上などがその目的となり得ます。

一方で、ポップは、各店舗のスタッフが自店の販売促進のために作成します。これには製作コストがかかりますが、特定のスポンサーは関与せず、店舗側の判断で製作される点が特徴です。

質問2.販促ツールで使用するPOPにはどんな種類がある?

販促に使用するツールやPOPは、次のようなものがあります。

  • のぼり旗
  • ミニのぼり
  • のれん
  • タペストリー
  • 横断幕・懸垂幕
  • ビニール幕
  • バナー
  • ポスター
  • パネル
  • POP用紙
  • スイングPOP
  • フロアPOP
  • ジャンボスポッター
  • カッティングシート
  • デコレーション
  • カードケース
  • ノベルティ
  • 着ぐるみ
  • エアーPOP
  • 等身大POP
  • ジャンブルBOX
  • デジタルサイネージ

ターゲットや目的にあわせて、最適な販促ツールを選びましょう。

質問3.小ロットの販促品に対応している印刷会社は?

販促品・ノベルティ印刷会社の選び方には、以下の3つが挙げられます。

  • さまざまなグッズの取り扱いがある
  • 対応範囲を確認する
  • 製版技術にも注目する

次のページでは、販促品会社の選び方から、小ロット生産に対応しているおすすめの印刷会社を紹介しています。小ロット販促品を作りたいとお考えの方は、ぜひ参考にしてみてください。

関連記事:【2024年最新版】小ロットの販促品に対応している印刷会社おすすめ10選|選び方のポイントもご紹介!

まとめ

POPは、商品やサービスの魅力を伝達し、消費者の購入意欲を刺激する販促ツールです。

POPを用いてセール情報や商品の特性を前面に出すことで、売り上げの増加に寄与する可能性を持っています。さらに、店舗の雰囲気づくりにも役立ち、季節やイベントに合わせたデザイン変更を通じて、店舗の魅力を高めることができます。

しかし、POPの過剰な使用や不適切なデザイン選択は、時に逆効果を招きかねません。商品が埋もれてしまう、店内の装飾と調和しないといった問題が生じることもあります。

したがって、設置するPOPの目的やターゲットとなる顧客層を明確にし、内容、デザイン、配置場所を慎重に選ぶことが重要です。

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