【プロが教える】プラスチックに印刷する方法|主な種類やよくある質問もご紹介!

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  • 投稿カテゴリー:缶バッジ
  • 投稿の最終変更日:2024-04-20

プラスチックに印刷する方法をご存知ですか?プラスチック素材によって印刷方法やデザインの対応せいなどが異なります。また、プラスチックはノベルティ素材としても多く、ボールペンやタンブラーにも使用される素材です。

この記事では、プラスチックに印刷する方法やプラスチックの主な種類などをプロの目線からご紹介します。

プラスチックの主な種類

プラスチックは日常生活の多くの製品に使用される素材で、多様な種類があります。一般的な種類は以下の通りです。

  • シリコン
  • アクリル
  • ABS樹脂
  • ポリカーボネート(PC)
  • ポリプロピレン(PP)
  • ポリエチレン(PE)
  • ポリスチレン(PS)
  • 塩ビ(PVC)
  • EVA(塩化ビニルアセテート)など

最近では、環境に配慮した再生プラスチックも普及しています。プラスチックへの印刷では材質によって密着が難しい場合があり、試作を通じて確認することが重要です。

プラスチックに印刷する5つの方法

プラスチックに印刷する方法には、以下の5つが挙げられます。

  1. シルクスクリーン印刷
  2. パッド印刷
  3. ホットスタンプ(箔押し)印刷
  4. 熱転写
  5. UV印刷

ここではそれぞれに分けて解説しますので、詳しく見ていきましょう。

1.シルクスクリーン印刷

シルクスクリーン印刷は、メッシュ状の布にインクを通して印刷する方法です。元々はシルクで作られていましたが、現在は化学繊維が使われています。

この印刷法は、平面や筒状の物体にも適用可能で、単色印刷や大量生産に向いています。インクが厚く塗れ、乾燥後は耐久性が高いため、紙や布、金属、樹脂などさまざまな素材に対応可能です。

しかし、凹凸のある表面には印刷できません。凹面にも印刷できますが、版が入るサイズの平面にしか印刷できない点には注意が必要です。

2.パッド印刷

パッド(PAD)印刷、またはタンポ印刷としても知られるこの方法は、シリコンパッドを使ってインクを被印刷物に転写する技術です。この手法は、60年前にドイツで開発され、とくに時計業界で普及しました。

現代では、シリコンパッドの使用により、曲面や凹凸のある立体物への印刷が可能です。細かなデザインの印刷にも適しています。主にワンポイント印刷に特化しており、細部まで鮮明な印刷が可能なのが特徴です。

3.ホットスタンプ(箔押し)印刷

ホットスタンプ(箔押し)印刷は、加熱した凸版を使って箔を対象物に転写する技術です。この方法はインクを使わず、乾燥時間が不要で環境に優しいのが特徴です。また、多色印刷は1工程で仕上げることが可能なため、生産効率が良くコストを抑えられます。

金属的な光沢を表現でき、複数色のデザインも一度に印刷可能です。とくに、高級感を出したいロゴや文字に適しており、金型と印刷物の間に箔を置いて熱と圧力を加えることで、印刷物にメタリックな輝きを与えます。

4.熱転写

熱転写印刷は、専用シートにデザインを印刷し、対象物に熱と圧力を加えて転写する方法です。この印刷技術なら、複雑な色あいや柄でもひとつの工程で迅速に実現でき、印刷の不良を減らせます。

とくに小ロットのフルカラー布製品印刷に適しており、生地の種類にも左右されにくいのがメリットです。また、洗濯しても耐久性が高いという特徴があります。

5.UV印刷

UV印刷はUVインキを使用し、紫外線で瞬時に硬化させる印刷方法です。この技術は乾燥時間が不要で品質向上に貢献し、溶剤を含まないため環境に優しいのが特徴です。

とくに小ロット(1個~数十個)の印刷に適しており、シルクスクリーン印刷に比べコストが低く抑えられますが、大量印刷には向かない点もあります。主にスマホケースやボールペンなどへの印刷に利用されています。

プラスチックに印刷する方法でよくある3つの質問

プラスチックに印刷する方法でよくある質問には、以下の3つが挙げられます。

  • 質問1.どの印刷方法でもプラスチックに印刷できる?
  • 質問2.ノベルティに期待できる効果は?
  • 質問3.ノベルティを選ぶ際のコツは?

ここではそれぞれに分けて解説しますので、詳しく見ていきましょう。

質問1.どの印刷方法でもプラスチックに印刷できる?

各種プラスチック素材への印刷可能性は、使用する印刷技術によって異なります。

素材シルクスクリーンパッド印刷ホットスタンプ
シリコン×
アクリル
ABS樹脂
PC
PP
PE
EVA×

一部のプラスチック素材は特定の印刷方法での密着が困難な場合があります。したがって、ご希望の素材と印刷方法の組み合わせについては、専門家に相談し、具体的な可能性を確認することをおすすめします。また、リストにない素材についても対応が可能な場合があるため、具体的な要望に関しては直接相談すると良いでしょう。

質問2.ノベルティに期待できる効果は?

ノベルティの利用は、宣伝や認知度の向上、見込み顧客の情報獲得、そして企業イメージの向上に効果的です。

具体的には、商品やサービスの広報に役立つ日常品の配布、イベントでのプレゼントを通じた新規顧客層の開拓、そして環境に配慮したアイテムを通じた企業ブランドの強化などです。これらの活動は、顧客に対する印象を強化し、長期的な関係構築に貢献します。

ノベルティの効果については、こちらの記事で詳しく解説しています。

関連記事:【プロが教える】ノベルティの効果とは?配布するメリットや販促効果を高めるポイントを徹底解説!

質問3.ノベルティを選ぶ際のコツは?

ノベルティを選ぶ際のコツは、ターゲットの明確化、配布・利用シーンの考慮、自社との関連性の意識の3つです。

ターゲットに合わせたアイテム選び、配布や使用場面を考慮したサイズやデザイン選び、そして自社製品やサービスと関連性があるノベルティを選ぶことが重要です。これにより、効果的な宣伝やブランドイメージの向上が期待できます。

人気ノベルティについては、こちらの記事で詳しく解説しています。

関連記事:【2024年最新】おすすめの人気ノベルティ12選|もらって嬉しいグッズの特徴もご紹介します!

まとめ

プラスチックに印刷する方法やプラスチックの主な種類などをご紹介しました。印刷方法が発達した現代では、ツルツルして定着しにくいプラスチックにもしっかりと印字できる方法がいくつもあります。

また、プラスチックの種類も多様になっているので、使いたいアイテムの素材には、印刷の可否も含めて選ぶことをおすすめします。

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