缶バッジは一見簡単に梱包して郵送できそうなアイテムと思われがちですが、実は破損や損傷といったトラブルが多いのが特徴です。
そのため、丁寧かつ正しい方法で梱包する必要があります。そこで本記事では、缶バッジの梱包方法と郵送の際の送料を安くするためのコツやポイント、注意点などを紹介します。
缶バッジの梱包に必要な4つのアイテム
缶バッチを梱包する際に必要なアイテムは主に以下の4つです。
- ビニール袋
- 気泡緩衝材(プチプチ)
- 封筒や箱
- ガムテープやOPPテープ
缶バッチは一見傷が付きにくく、簡単に梱包すればと良いと思いがちです。しかし、しっかりと梱包しないと、へこんだり傷ついたりしやすいものなのです。トラブルにならないためにも、梱包に必要なアイテムをご紹介します。
1.ビニール袋
配達中に雨や水分から缶バッチを守るために、缶バッチを包むビニール袋は欠かせません。普通のビニール袋よりOPP袋のような透明度が高くて見栄えがよく、引っ張っても破れない強いものであると、しっかり缶バッチを守れるためおすすめです。
ビニール袋のサイズは、缶バッチのサイズに合わせたものを選ぶとさらに見た目がよくなります。
2.気泡緩衝材(プチプチ)
缶バッチを袋に入れ、気泡衝撃材でさらに包むことで、配達中の衝撃や傷がつくことを防げます。
ただし、気泡緩衝材は厚みがあるため、何重にも包むと厚さが増し、送料が高くなる可能性があります。そのため、適度な量で包装するよう注意が必要です。
3.封筒や箱
ビニール袋や気泡緩衝材で缶バッチを包んだら、郵送するための封筒や箱が必要です。
ビニール袋に入れる場合は気泡緩衝材が内側に付いた封筒を利用すると、缶バッチが破損する可能性を減らせるでしょう。缶バッチを気泡緩衝材に包む場合は、普通の封筒や箱に入れて送られることが一般的です。
4.ガムテープやOPPテープ
郵送用の箱や封筒などをとめるためのガムテープやOPPテープです。缶バッジを包むビニール袋や気泡緩衝材はセロハンテープやマスキングテープの方が取り外しやすいため、頑丈なテープを使う必要はありません。
梱包した缶バッジが箱から出てこないようにするためにも、水分や衝撃に強いガムテープやOPPテープの利用をおすすめします。
缶バッジの梱包方法は3ステップ
缶バッチの梱包方法は主に以下の3ステップです。
- 缶バッジをOPP袋に入れてテープで留める
- 缶バッジを気泡緩衝材(プチプチ)で包む
- 封筒や箱に入れる
梱包方法はとても単純で、誰でも簡単に行えます。配達中の缶バッジ破損や傷つきも防げるため、必ず梱包する際のステップを押さえましょう。
ステップ1.缶バッジをOPP袋に入れてテープで留める
気泡緩衝材や封筒・箱などに直接入れると、破損したりプチプチの跡がついたりする可能性があります。そのため、缶バッジはOPP袋に入れてからテープで留めます。
OPP袋はポリプロピレンで作られているため耐水性や防湿性があり、水に弱い缶バッチを錆から守ります。なおOPP袋を選ぶ際は、サイズが大きすぎないものを選びましょう。
ステップ2.缶バッジを気泡緩衝材(プチプチ)で包む
缶バッジをOPP袋に入れたら、衝撃や破損から守るために気泡緩衝材で包みます。気泡緩衝材を巻く際は、一重で巻くと缶バッジが傷ついたり、隙間から出てきたりするため注意が必要です。
そこで字架を作るように、縦と横向きに二重に巻くと気泡緩衝材がしっかりと缶バッチを包み込めます。気泡緩衝材を巻いたら、最後にテープで固定しましょう。
ステップ3.封筒や箱に入れる
最後に缶バッチのサイズに見合った封筒や箱に入れて、郵送したら完了です。
箱の隙間が大きくできている場合は、気泡緩衝材やエアークッションを箱に詰めましょう。缶バッジが箱の中で動いて損傷や破損しないように固定させて、箱の蓋を閉じたら郵送します。
缶バッジの重さの目安
缶バッジの重さの目安は以下のとおりです。
缶バッジの大きさ | 重さ |
25mm丸型 | 2g |
32mm丸型 | 3g |
38mm丸型 | 5g |
44mm丸型 | 6g |
57mm丸型 | 10g |
76mm丸型 | 18g |
缶バッチはひとつの重さがとても軽いため、少量の缶バッチを送る場合は発送サイズ60(縦横厚さの三辺の合計が60cm以内のもので送れます。
大量の缶バッジを送る際は、箱のサイズに見合ったサイズの郵送方法が必要になるため、箱のサイズを測って郵送方法を選びましょう。次のページでは、缶バッジのサイズ一覧とその特徴を紹介しています。
関連記事:【初心者向け】缶バッジのサイズ一覧と特徴|測り方やシーン別の選び方も解説します!
缶バッジの送料を安くする5つのコツ
缶バッジの送料を安く送りたいという人は、以下の5つのコツがあります。
- 荷物はコンパクトかつ小さくまとめる
- 割引サービスを利用する
- 荷物の大きさに合った発送方法を選ぶ
- 定形外郵便を活用する
- 業者から直送してもらう
缶バッジを一つひとつ別々に郵送すると送料が高くなります。安く缶バッジを送るためにも、コツを押さえていきましょう。
1.荷物はコンパクトかつ小さくまとめる
郵送料金は大きく以下の基準で値段が変わります。
- 縦・横・厚さの長さの合計
- 重さ
多くの缶バッジを送る際は、小さくまとめることで値段を抑えられます。缶バッチを詰める際にあまり隙間を作りすぎず、小さくまとめることが重要です。
その際、箱の隙間がたくさんある場合はエアークッションなどを利用して、埋めるようにしてみてください。
2.割引サービスを利用する
郵送システムには割引サービスが適用される場合があり、大きく以下の3つの方法で割引が受けられます。
- 同一宛先郵送
- 複数口の郵送
- 郵便物の持ち込み
同一宛先郵送は、一定期間内に同じ郵送先に郵便物を持ち込むことで割引を受けられます。また、複数の荷物を同一の住所に郵送する場合も割引が適用可能です。
送る郵便物を運送会社の直営店もしくは取扱店に直接持ち込むことで手間が省け、割引が受けられます。
3.荷物の大きさに合った発送方法を選ぶ
郵送方法として大きく「宅配便」と「郵便サービス・メール便」に分けられます。缶バッチを大量に送る場合は大きいサイズの箱になるため、宅配便を利用すると良いでしょう。
一方、数個の缶バッチを送る場合などは、荷物が軽く小さい封筒等で済ませられるため郵便サービスやメール便を利用すると安くなります。配送方法による規定は各配達会社によって異なるため、各配達会社の郵送費を比べてみましょう。
なお、規定サイズより大きい荷物は受け付けてもらえませんので、事前に重さとサイズを確認したうえで郵送方法を選ぶことが大事です。
4.定形外郵便を活用する
缶バッチを一番安く送る方法として「定形外郵便」が挙げられます。定形外郵便には縦横34cm×25cm、厚さが3cmで重さが1kg以内の「規格内サイズ」と規格内サイズを超える「規格外サイズ」の2つに分かれます。
数個の缶バッチを送る場合は規格内サイズで対応できますが、複数個の缶バッチを郵送する際に厚さが3cm以内に収まらない場合は規格外サイズに該当します。
5.業者から直送してもらう
缶バッチを外注する際、外注先からの荷物を一度受け取って顧客に送ると送料が高くなります。そのため、缶バッチを外注先から顧客に直送してもらうように設定すると、送料を安く抑えられます。
なお弊社「缶バッチ研究所」では、11,000円以上の缶バッチを外注した場合、顧客への郵送料が無料になります。ぜひ次のページも参考にしてみてください。⇒缶バッジ研究所のサイトはこちらから
缶バッジの主な発送方法は5つ
缶バッチを送る主な発送方法は以下の5つです。
- 定形郵便
- 定形外郵便
- クリックポスト
- レターパックライト
- 宅急便
各配達会社によって規格や値段が異なるため、郵送サイズや重さによって適切な発送方法を選ぶことが重要です。ここからはそれぞれの郵送方法の詳細について、追跡機能や郵送方法ごとの特徴などをみていきます。
1.定形郵便
缶バッチを郵送する際に、一番安い郵送方法が定形郵便です。縦横23.5cm×12cmで厚さが1mmと規定が決まっており、厚さを考えると缶バッチひとつでギリギリであることがわかります。
そのため、気泡緩衝材を一重にしか巻けないことから、配送中に破損する可能性も高くなります。安さでは一番の定形郵便ですが、トラブルの面を考えるとあまりおすすめできる郵送方法とはいえません。
2.定形外郵便
缶バッチの郵送で、定形郵便の次に安い郵送方法が定形外郵便です。厚さが3cm以内で50gといった規定のある規格内サイズの郵便であれば120円で郵送できます。
ただし、追跡サービスや損害賠償の保証はありません。そのため、追跡できる機能や引き受け記録が残せる特定記録郵便を追加料金でつけることをおすすめします。
3.クリックポスト
クリックポストはインターネットで手続きを行う必要がありますが、全国一律185円で郵送できるのが魅力です。
手続きを済ました後はポストに投函するだけと簡単で、追跡機能も含まれています。縦横34cm×25cmで厚さが3cm、重さが1kg以内であればクリックポストが利用できるため、缶バッチの郵送に最適な郵送方法です。
参考:クリックポスト
4.レターパックライト
レターパックライトは全国一律370円で、郵便物に追跡機能をつけて郵送することが可能です。縦横34cm×24.8cmで厚さが3cm、重さが4kg以内であればポストに投函してするだけで郵送完了です。
郵送する缶バッチが大量で厚さが3cmを超える場合は、厚さの制限がないレターパックプラスに変えることで一律520円で郵送できます。
5.宅急便
クロネコヤマトなどの郵送会社では、サイズごとに値段が異なります。一番安い方法でも720円からなので、大きな箱を利用する際は宅急便がおすすめです。
また、少量の缶バッチを送付する場合でも「安全・安心に送りたい」「追跡機能を使いたい」といった場合には、宅急便を選ぶとよいでしょう。
参考:宅急便 | ヤマト運輸
缶バッジを梱包する際の3つの注意点
缶バッチを梱包する際に気をつけたい注意点は以下の3つが挙げられます。
- 圧力でつぶれてしまう可能性がある
- 缶バッジにぷちぷちを直接巻かない
- 複数個ある場合は個別に梱包する
いずれも缶バッチを郵送する際に見落としがちなポイントで、顧客とトラブルにならないためにも注意したいところです。それぞれの詳しい内容を解説します。
1.圧力でつぶれてしまう可能性がある
缶バッチは圧力に弱く、配達中に変形したりつぶれたりする可能性があります。
そのため丁寧に配送してもらえるよう、段ボールや封筒に「加圧厳禁」と記載しましょう。恐らく大丈夫と思わずに、忘れずに記載しておくことをおすすめします。
関連記事:【初心者必見】缶バッジのへこみ直し方は2つ|へこみが直らない場合の対処法もご紹介! – グラフィック機材株式会社
2.缶バッジにぷちぷちを直接巻かない
缶バッチの外側にOPP袋を使わず、気泡緩衝材を直接巻こうと考える人も少なくありません。しかし、缶バッチに気泡緩衝材を直接巻いてしまうと、プチプチの跡が缶バッチに残る可能性があります。
そのためまずは缶バッチをOPP袋で包み、その後に気泡緩衝材で全体を守るように巻きましょう。
3.複数個ある場合は個別に梱包する
缶バッチを複数個同時に郵送する場合は、ひとつのOPP袋に缶バッジをまとめて入れるのではなく、個別に梱包して郵送しましょう。複数個の缶バッジをひとつの袋に梱包してしまうと、郵送中に缶バッチ同士がぶつかり合って、破損したり損傷したりする可能性があります。
トラブルを防ぐためにもひとつ一つ丁寧に梱包し、綺麗な状態で届けるようにしてみてください。なお、弊社「缶バッジ研究所」では個別包装の対応も行っています。
缶バッジの配送に関わるお悩みや課題がありましたら、ぜひ一度ご相談ください。⇒缶バッジ研究所のサイトはこちらから
まとめ
缶バッチを梱包する方法や配送方法まで、郵送に関する情報を紹介しました。缶バッチは損傷や破損しやすいアイテムであり、注意を払って梱包する必要があります。
なお、缶バッジの大量注文を考えている場合は、その分梱包に関する手間や時間が増えます。缶バッジ研究所では、国内生産で高クオリティ、独自の生産工程でより低価格にてご提供できるよう日々改善しています。
また、お急ぎの場合は、可能な限り短納期で対応しています。さらに、データ制作や納期などご不明点等ございましたら、以下よりご気軽にお問い合わせください。⇒缶バッジ研究所のサイトはこちらから